FC2ブログ

前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Upside / Brian Charette






  Brian Charette (org)
  Ben Monder (g)
  Jochen Ruckert (ds)
  Recorded December 2008
  SCCD 31678 (SteepleChase)


Brian Charette(org) のリーダーアルバムではあるが、Ben Monder(g)をターゲットとして
の購入。内容は、Charette曲8,他4曲の全12曲。

Ben Monder(B1962) は、'99年作 "Excavation" で初めて出会ったギタリスト。Bill Frisell
に通じるような浮遊感と高速アルペジオを駆使した特異な表現スタイルなど、その独自性に
溢れた感性には、陰ながら注目してきたギタリストであったが、本作では、若手のコンテン
ポラリー系ではあるが、比較的ノーマルなプレイスタイルのオルガン奏者 Brian Charette
のもと、サイドメンとしての参加ということで、興味の焦点は、こういったOrgan Trioと
いうフォーマットでのアルバム参加は、過去に無いというMonderが、このノーマルな展開
も予想される中、いかなるプレーを見せてくれるのか、それを確認したいがための購入でも
あった。

Brian Charetteは、本来はピアニストであり、99年作 "Live at Deannas" では、Matt
Penman(b), Ari Hoenig(ds)という精鋭をバックにピアノトリオの好盤を残している。
オルガニストとしては、経験がまだ浅いとはいえ、初期のSam Yahelを思わせるようなプレイ
は、モーダルに、あくまでもクールであり、久しぶりのおもしろい存在になる可能性を秘めた
organistとの出会いに、まずは満足といったところである。今後は未知数だが、人材不足の
organ界にあっては、コンテンポラリー系の感性を持った若手として貴重な存在だけに、是非
organに専念してその才能を大きく開花させてもらいたいものである。

さて、予想していたように、コンテンポラリー系の比較的オーソドックスな展開の本盤です
が、Monder氏のギターは、どのようになっているのでしょうか。
本盤では、彼がよく使う技、高速アルペジオもスペイシーな表現も、一切封印。全体の展開に
合わせ気持ちいい程にオーソドックスなスタイルに徹しており、こういう彼のプレイを聴くの
も初めてです。とは言っても、やはりMonder、その淀みなく流れるフレーズの一音々々に
選択される音は、並のギタリストのそれとは明らかに違うものがあります。特異な感性をもっ
てスペイシーな音空間の創出など、ジャズ・ギターの可能性を見せてきたMonderが、こうい
ったストレートなジャズの中においても、その非凡な感性とともに一級品のテクニックを示し
てくれたことで、単なる個性派だけではないことをしっかり確認できたことは、何よりの成果
と言えるでしょうか。

JAZZ-guitar 11
Brian Charette
Ben Monder
スポンサーサイト




Newer EntryBen Monder Trio Live at the Dore Theatre

Older EntryThat / Trio This

 

Comments

Leave a comment







1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10