前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Diego Barber / Calima

  Diego Barber (g)
  Mark Turner (ts)
  Larry Grenadier (b)
  Jeff Ballard (ds)

  Recorded April, 2008 at Legacy Recorfing Studios ew York, NY
  SSC1210 (Sunnyside) 2009

  1. Calima
  2. Piru
  3. 190 East
  4. Desierto
  5. Catalpa
  6. Lanzarote
                          7. Richi
                          8. Virginna
                          9. Air

アフリカ大陸北西部に位置するカナリア諸島出身の Diego Barber は以前、本デビュー作の次作になる "The Choice(Rec.2010)" で記事歴が
ありますが、先日聴いた “Matt Brewer / Unspoken” で Ben Wendel のテナーを聴いていたら、Mark Turner を思い出し、彼の入った一枚を
何かと思い探していたら、目について、引っぱり出してみた。ついでに記事としておきます。

次作では、ドラムスにAri Hoenig、そしてそこにSeamus Blake (ts)、Johannes Weidenmueller (b)らが加わり、豊かな色彩感も感じられる
音楽となっていたが、本デビュー作では、当時 "FLY" として活動していた3人をメンバーとしている。
デビュー作でこの3人をサポートにというのもすごいが、確かな実力を備えた新人でもあったということなのでしょう。

全編アコギで通す Diego のギターには、感性面、技術面ともに強いクラシック臭が漂い、ある種の由緒正しいといったテイストもあり、普段ダーティー、
ラフといったものを好む傾向にある自分の感性とは衝突する部分もあるのだが、全体として見れば、そこに嫌悪感というほど大げさなものでもなく嫌み
として感じないのは、このギタリストが持つスペインあたりも感じる土着性あるいは素朴といった質感が、その辺をうまく緩和しているのかもしれない。
そんな出自を感じさせる土地の匂いとクラシックを通過してきた痕跡を感性、技術両面で色濃く残すという彼のギターだが、M4、M7あたりでは、Jazz
を感じる響きも感じさせてくれる。パワフルだが抑えたクールなテイストを振りまく Mark Turner のテナーもいつものごとくだ。
とは言え、全体として見れば、いわゆるJazz色希薄で、その部分を求めてしまう人にとってはもの足りないものもあるのかもしれない。
クラシックを本格的に学んできた彼が、FLYのメンバーを選び、デビュー作をJazzとしたこと、そこには当然ながらJazzが好きという並々ならぬ思いも
あったと想像するが、その部分がストレートに伝わってこないのが残念でもあり、いまいち魅力に欠けるといった印象となっている要因でもあるのだろう
か。Jazzサイドから見れば、個性派と言っていいDiegoだが、それだけに好みを分けるタイプなのかもしれない。
個性派大好きの自分で、能力の高いギタリストとは感じているのだが、自分の求める個性とはまた異質であるとも感じている。

JAZZ-guitar 170
Diego Barber
スポンサーサイト

Newer Entry201611-4

Older Entry201611-3

 

Comments

Edit
けっこう聴きましたw
割とねちっこく、ねっとりと。

数枚目あたりでかなりクラシック色から
なにやらで遠のきました。
お久しぶりでした!
EditRe: タイトルなし
ご無沙汰です。
kuramaeさんは、Diegoと相性良さそうですね。
当方にとっては、なかなかのキレ者と感じつつも、
どこか違う世界で、馴染めない感覚がつきまとうギタリストです。
デビュー後の2作しか、聴いてないので
その後の変化の様子を掴んでませんが、
いずれ、適当な作で、また要チェックというところです。


Leave a comment







2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10