前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Medeski Martin & Wood / Tonic

  John Medeski (p, melodica)
  Chris Wood (b)
  Billy Martin (ds, perc, mbira)

  Recoded Live at Tonic. NYC, March 16 - 20 and 23 - 26, 1999.
  BlueNote 7243 5 25271 2 0 (2000)

  1. Invocation
  2. Afrique
  3. Seven Dead-Lies
  4. Your Lady
                     5. Rise Up
                     6. Buster Rides Again
                     7. Thaw
                     8. Hey Joe

Medeski 集中聴きの流れの中で聴いた一枚。Blue Noteでは、2作目になる。
アコースティックピアノによるトリオでの NYは “Tonic” におけるライブ作。

ピアノトリオで見せる顔は、あのエレクトリックセットで見せる、いろんな要素が混じり合ったゴッタ煮風サウンドとは違い、どこをどう切ってもJazzの
ビアノトリオとしての顔を見せる。Jazzはあまり好きではないが MMW は好きなどと言う人もいたぐらい、Jazz以外の人からも支持されたオルガントリオ
としてのサウンドだが、そんなジャムバンドブームの中にあっても、彼らの発する音の根っこのところでは、濃厚なJazzのスピリットが感じとれ、そんな
ところが惹かれたところでもあった。
本作を聴いた当時、そんな彼らの根っこのところにあるのは、やはりこれだったと、あらためて確認したという盤でもあったのだが、John Medeskiという
キーボーダーの、ピアノで見せる別の顔とともに、伝統の表現からフリーなアプローチまでピアノにおける表現そのものも、そのレンジの広さと柔軟な
感性に感心したものだった。
と同時に、「決めごと」というシバリの多い中での表現よりも、よりシバリの少ない自由な中に、より可能性、そして活路を見出してきたという側面も
あったJazzであったが、本作のライブという、まったなしの一発勝負という環境の中での、彼らの即興性の強い音楽を聴くにつけ、そんなJazzの原点に
触れた思いも抱くのである。

尚、この ”Tonic” には、特に本作と関連してリリースされたというわけではないのだが、エレクトリックバージョンとも言える、やはり同じTonicでの
ライブ作として “Electric Tonic(Rec.1998)” がある。
Jazz Organの歴史を振り返ってみても、フリーなアプローチでの全編インプロという内容は、オルガン史のなかでも意味のある一枚としてオルガンに関心
ある方には外せない内容だ。

Jazzの大きな流れの中で、常に本道から外れた、あるいはJazzがその生を維持するために必要となる細胞分裂のより激しい先端部で勝負してきた
John Medeski で、ともすると逸れ者扱いもされるというタイプだが、こういった開拓者がいて、はじめて全体が前に進める、そして生を維持することが
できるという側面があることも見逃してはいけないだろう。

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JAZZ-piano 87
Medeski Martin & Wood
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