前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Medeski Martin & Wood / The Dropper

  John Medeski (keyboards)
  Chris Wood (basses)
  Billy Martin (ds, perc)
  Marc Ribot (g - 6, 7, 8)
  etc

  Recoded 1999 - 2000
  BlueNote 7243 5 22841 2 2 (2000)

  01. We are Rolling
  02. Big Time
                      03. Felic
                      04. Partido
                      05. Illinization
                      06. Bone Digger
                      07. Note Bleu
                      08. The Dropper
                      09. Philly Cheese Blunt
                      10. Sun Sieigh
                      11. Tsukemono
                      12. Shacklyn Knights
                      13. Norah 6

98年、名門 Blue Note と契約し、 “Conbustication(1998)” をリリース後、アコースティックピアノによるトリオのLive作 “Tonic(2000)”に
続く同レーベルでの3作目。

いろんな要素をぶち込んだ相変わらずのゴッタ煮風サウンドですが、時にはアバンな要素、フリーな動き、モダンなフレーズが飛び出したりの気の抜け
ない柔軟な動きから、豊富なバリエーションのワザを繰り出す彼らの音楽が、散漫な味のゴッタ煮にならないのも、表立って出てくるわけではないのだ
が、根っこのところにある濃いJazzのスピリットが、全体の味をひきしめているのかとも思えるのだが、そんなところが当時、出現した多くのジャムバンド
とは、一味二味違っていたようにも思う。もちろんそれは自分の好みも多分に関係していることとは思うが..........。

彼らの音楽の一つの魅力は、一般的な美の価値観には、ことごとく反するようなことをやりながらも、結果としては魅力ある音としている、そんなアウ
トロー、不良性といったような部分。濁り成分のあるダーティーな音も多用する Medeskiのオルガンにもそんな彼らの言わばワルの作法がよく出て
いる。例えばM6”Note Bleu”、テーマ部での濁ったハモンドが、キレイにスムーズではなく、ひっかかってつまずきそうになるように微妙にタイミング
をずらしたタッチが、いい味を出しており、この辺はもう感性の世界、 Medeski のセンスというしかない。
美しい澄んだそして透明感ある音や声で紡がれる美しく流れるようなライン、一般的に多くの人が認める美の形、これはこれで素直に認めるところだが、
言わばこれを王道、優等生の美の形とするなら、このMMWの音楽には、ワルの美学といったようなものがある。
美の価値観は多様であり、その分、美の形も多様である。

誤解があるといけないので一言、リアルな世界でワルと言っているわけではなく、あくまでも彼らの創り出す音のイメージである。どれだけ豊かなイメージ
を音により創り出せるのか、これこそミュージシャン、クリエーターのシゴトの核となる部分であろう。
この形にこだわらない自由さこそが、移り行く時代の流れの中で、Jazzの生を維持していくための基本であり、これまで無かった新しい美の形を生み
出すきっかけともなる。アーティストに求められるのも、まさにその部分と思うのだが。

JAZZ-organ 187
Medeski Martin & Wood
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