前向きに Jazz!

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Category: Other Instrument  

Boris Kozlov / Conversations at the Well

  Boris Kozlov (b)
  David Gilmore (g)
  Rudy Royston (ds)

  Recorded at Systems Two Recording Studios, Brooklyn, N.Y., February 16, 2016.
  CRISS1389CD (CRISS CROSS) 2016

  1. Five
  2. Conversation
  3. Orbits
  4. Semblance
                     5. Prelude to a Kiss
                     6. Eye of the Hurricane
                     7. Latin Genetics
                     8. Headless Blues
                     9. Pannonica

ベーシスト Boris Kozlpv のリーダー作ながら、キャリア豊富で芸歴も長いにもかかわらずアルバムリリースが少なめで、大きな話題とも縁遠いといった感も
あったが、近年、何かと注目されることも多いギタリスト David Gilmore(B1964) 参加、しかも、かねてよりトリオというフォーマットでの彼もチェックして
みたいと思っていた矢先のリリースだったこともあり、かなり早いタイミングで予約は、入れておいたのだが、リリース日の5月20日を過ぎてもいっこうに発送
の連絡なしということで、もうすっかり予約したことすら忘れていたのだが、そんなある日、突然に届いたというしだい。
しかし、かなり早い段階で予約を入れておいたにもかかわらず、スムーズに入手できないという状況は、一度や二度ではなく度々、もうこんなやり方にも見切り
をつけないといけないのかもしれない。
ということで、すっかり新譜盤という印象も薄れ、何かケチがついてしまった感じだが、気を取り直して聴いてみることにしよう。

Kozlov のリーダー作ということもあり、内容の方も、ある程度ノーマル、ストレート...........といった味わいのものになるであろうことは十分に予測はしていた
のだが、曲の方もM8の3者共作曲を除き、他はすべてJazzメンおなじみの曲という内容になっている。

本作の私的興味の焦点は、リーダーのもと、予想されるストレートな展開の中で、Gilmore がどう動くのか、どう自分をそして個性を表現してくるのかといった
あたり。一聴してみれば、予想していた以上のストレートな4ビート主体の展開が多く、Gilmore のギターもスキのない手堅いプレーに徹し、初回印象では、
今の時代のスタンダードなギタートリオ作として、好内容の一作といった印象のものに仕上がっている。
この形の中でも、ハイレベルの一枚としてきっちり結果を出す、正統派としてもGilmore の能力は素直に認めるところだが、これはこれで良しと感ずるか、
いやGilmoreに求めるものはこんなものじゃないと思うかは、それぞれの感性しだいというところだろう。
私自身どう受け止めたらよいのやら、迷うという内容だ。

そういったハイレベルの技術面や理屈はともかくとして、何度か繰り返したが、単純に、思わず引き込まれるような魅力あるポイントが見つからない。面白みに
欠けるというところからは抜け出せない。全体に山のないフラットなプレイは、盛り上がりに欠ける。まあ、どっちに転ぶか、この辺の微妙なところは、受け手
それぞれの好みが大きく左右するところなのだろう。
Gilmoreにとっては意に添わないプレイということでもないと思うが、シゴトとしてこなしているといった感もあり、その微妙な心の持ちようが最終的な結果に
表れているようにも感ずる。結局、その微妙なところが音楽には極めて重要な部分でもあるのだが。
ミャージシャンには、大きく分けて2つのタイプがいる。環境に合わせるタイプとどんな環境にあっても個を通そうとするタイプ。もちろんそれは状況により
違い、一概にどちらが良いと言えるようなものでもないのだが、本作においては、私的目的が、あくまで David Gilmore と偏ったものだったこともあり、
そして彼に正統派としての巧さなどを求める考えの無い自分にとっては、そのGilmoreらしさ、個性を薄められてしまった結果に満足できるものが見つから
なかったということなのだろう。

Gilmore寄りに考えれば、あくまで参加という立場、結果の内容にそんなところまで求めるのは厳しいのかもしれないが、リーダーのKozlov中心に考えても
結果から判断すれば、David Gilmoreというギタリストを起用した意味に疑問が残るのである。
度々共演歴もあり、レーベルと縁もあるということのみで選んだわけでもないとも思うのだが。

とっ、言葉にすれば、ついつい厳しく感じるものになってしまうが、決して内容悪しという感覚はない。自分のような偏った人間でなく、真っ当な感性を
持った方であれば、良しとするだろう。
私的には、評価と問われれば、フラットな眼で見て星4ツ、道楽目線の好みで判断すれば星3ツといったところか。

JAZZ-other instrument 35
Boris Kozlov

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Comments

Edit
なんと今日ブログにアップしました。
僕のは数週間前にデリバリーされてましたが
逆にこっちがほっといたパターンです。
EditRe: タイトルなし
Gさん やっぱり聴いてましたか

本盤の魅力を引っぱり出してみると
普通の形の中で見せる、一見普通のGilmoreのギターに
見える微妙に普通じゃないあたりのカッコ良さといったところ
その辺の受け取りは同じですね。

確かに、「ふ〜む」 これならオラにもいけるかも、と.........思う感じ、よ〜くわかります。

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