前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Will Bernard / Out & About

  Will Bernard (g)
  John Ellis (ts)
  Brian Charette (org)
  Ben Allison (b)
  Allison Miller (ds)

  PR8148 (Posi-Tone) 2016

  01. Happy Belated
  02. Not too Fancy
  03. Next Guest
                     04. Habenera
                     05. Redwood (Business Casual)
                     06. Homeward Bound
                     07. Homebody
                     08. Suggested Reading
                     09. Full Sweep
                     10. Pan Seared
                     11. Out & About

2013年の前作 “Just Like Downtown” のdsが Rudy Royston から Allison Miller に代わり、オルガン入りの編成ながらベースにBen Allison が
加わってのギタリスト Will Bernardの新作。

前作では、全ての面で平均点をクリアーした好内容ながらも、それ以上の際立った魅力となるポイントが見つからないといった漠然とした印象もあり、
満足の一枚とは、ならなかったのだが、このドラムスを代え、新たに専任のベースを加えるといったリズムセクションの変化による違った刺激を求めたとも
思える狙いは、どうなんだろうか。

専任のベースを加えたことで、前作では、Ellisがbclを使った曲ではベースレスを補うような曲調のパターン化が感じられたが改善、ベースの負担が
なくなったからか、特に速い展開では、Charetteのオルガンがソロにキレが出ているようにも感じられる、またAllisonのベースが加わったことでの刺激も
何らかのプラスをもたらしているんじゃないだろうか。
Bernardのギターは、脱力したユルい展開では、ワウなども使い、なかなかいい味も出し、定評もあるところだが、この手の使い手は、他にも多くおり、特別
の存在というわけでもなく、私的には、ストレートな速い展開で見せるプレイによりBernard独自のものも感じられ、好みはこちらだ。
これまで、ジャムバンド系路線のものなど、グルーヴィー、ファンキータッチのもので味を出すタイプだったが、年令的にも何か方向性の変化があっても
いいような気もするし、よりストレートな中でも十分やれる力はあると思うのだが。
いずれにしても前に進むことでの変化を求めていくのが、彼のシゴトだ。

Brian Charette のオルガンについては、オルガニストとしてメジャーデビュー作となった2008年Rec.の "Upside” からずっと追ってきているのだが、
このデビュー当時から比べるとだいぶステップアップしたとの印象もある。タイプとしてはストレートアヘッドな中でより力を発揮するように感じているが、
おそらく本人の指向もそちらにあるんじゃないだろうか。
共演者の感性やら音楽面でのコンセプトが自身の音楽にも大きく関わってくることになるわけで、特に即興性の強いJazzという音楽においては、それが
顕著に現れてくる。これまでのChareetteの共演ギタリストに限って振り返れば、本作の Will Bernard や Yotam Silberstein, Ben Monder, Vic Juris,
Sheryl Bailey...............などの名前が浮かぶのだが、この中でオルガニストとしてのメジャーデビュー作”Upside”でのBen Monderは、当時のCharetteに
合わせ、おシゴトとしてこなしていた感もあり、問題外として考えれば、正統派のコンテンポラリー系オルガニストの刺激剤としては、特に先進性という点で
物足りないものも感じてしまうのだが、自身より先を行く存在との共演により、自身から新しいものが引き出される可能性も増すというものだろう。
環境が整えば可能性も感じるというオルガニストだけに、自身の開拓という面でも積極的にそこを求めていってもらいたいものだが、Charetteは、まもなく
リリース予定のリーダー作では、本作でのWill Bernardを加えたトリオ作(Once & Future)となっているので、内容的にも本作とともに前作からの流れ
から変わらないものとも予想され、この辺が、積極的な自己開拓という点で私的には不満を感じている部分でもあるのだが........................。

JAZZ-guitar 163
Will Bernard
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