前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

James Scholfield / All Stations

  James Scholfield (g)
  Arno Krijger (org)
  Billy Hart (ds)

  SACHR 70120 (Challenge) 2004

  01. Alle Stasies
  02. In The Beginning
  03. Spoken Word
  04. Ikhaya
  05. Movin' Up
                     06. Ever Present
                     07. What's In A Name
                     08. Blues For Basil
                     09. Let It Go
                     10. Diminishing Returns

イギリスはマンチェスター生まれで南アフリカ育ちというギタリスト James Scholfield のデビュー作。
私的好みのオランダのオルガニスト Arno Krijger(B1972)の初録音作でもあり、過去作ではあるが、彼の当初の状況も知りたくゲット。

ギターの James Scholfield を聴くのは、当然初めてということなのだが、今まで情報が耳に入ってきたこともなく、無名と言ってもいい存在ながら、
手慣れたギターワークからは、時にオクターブ奏法が飛び出したり、過去には、 Wes あたりの伝統のJazzギターも通過してきたことが色濃く残っており
なかなか巧さを持っているギタリストとの印象。感性面では、伝統を残しながらも、今の空気感も絶えず振りまいており、コンテンポラリー系と言ってよい
感性の質を見せているが、本作録音時点で判断するならば、流れの先頭に立ち開拓していくといったタイプではなく、あくまで伝統を大事にしつつ、
新しいものもほどほどに取り入れていくといったところなのだろう。そんな立ち位置から、どっちつかずの多少の中途半端感みたいなものは、感ずるのだが、
年齢的にもまだまだ途上段階、自身に合った方向性をぜひ見つけてもらいたいものだ。

さて、オルガンの Arno Krijger だが、初録の本参加作では、原点とも言えるLarry Young, そしてちょっとだけ先を行くLarry Goldingsあたりを意識した
典型的コンテンポラリー系オルガニストとしての感性は、すでに確立しているようで、本作録音当時の2004年あたりの同じコンテンポラリー系オルガニスト
Sam YahelやGary Versaceなどと比較しても、先進性という点で大きな差は無いことも確認できる。
即興性の強いJazzミュージシャンにとって、共演などで出会う新種の感性などから得るものは大きく、自身の感性開発にも大きく関係してくるところだが、
その後、現在までの状況を見れば、ミュージシャンとしての自身の開発につながる異種感性との出会いの機会は米国系オルガニストの方が恵まれている
状況にあったとも思え、Krijgerも同じような環境で、この10年程を過ごせたら、今の彼の状況もだいぶ違ったものになっていたのかもしれない。
もっとも、そういった自身をより高める出会いの機会を見つけ出すのも才能ではあるのだが..................。

ベテラン Billy Hart が、若手2人をしっかり支え、ギター・オルガントリオ作としては、地味ながらなかなかの好盤に仕上がっている。

JAZZ-guitar-161     
James Scholfield
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