前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Esja 4 / Petrichor

esja4-1.jpg 

Gero Schipmann (g)
Constantin Krahmer (p, synths)
Stefan Rey (b)
Thomas Esch (ds)
Theresia Philipp (as-1,2,7, cl-8)
Barbara Ziersch (vocals-7)

Recorded at Topaz Studios, Cologne, December 2014
LC 07849 (Nabel) 2015

1. Petrichor
2. True Gorilla
3. Guafa
4. A Past
5. Sunday
6. Goodbye
7. Trona
8. Elszenderules           All songs written by Gero Schipmann

ギターのGero Schipmann を中心とするドイツのグループ “Esja 4” に、曲によりゲストが加わるという一枚。
曲もそのSchipmannの手による全8曲という内容。
いつものように、既知の感性より知らないものに、ついつい手が伸びてしまうといういつもの繰り返される流れの中でゲットした一枚だが、
決め手となったのは、ジャケットの雰囲気から、漠然と、ちょっとダークな感じのコンテンポラリーテイストのものを期待しての買い。
聴く前にジャケ内の写真を見たら、若手で、結構ダークな雰囲気の面々に期待も高まり、初めての出会いの場面としては、結構いい感じになってきた。

さて肝心の内容の方だが、期待していたちょっと厳しさもある音とは違い、リリカルさを前面に押し出したようなテイストの一枚に仕上がっている。
集合写真の面々のちょっとダークな雰囲気から、ダーティーなテイストのものも期待していたが、その辺でも、ちょっと狙ったものではなくキレイめな
テイストの仕上がり。美メロと哀愁、その辺に意識のウェイトを置いたプレイという感じで、それはそこを意識しないで結果として現れた哀愁とは、似て
いるようでも違う。構成因子となる一音一音が、あらかじめそこを狙ってのものであり、その選択に厳しさが希薄といった漠然とした受け取りなのだが、
何かイージーなものも感じなくもない。

ピアノのKrahmerを前面に出したM3 “Guafa” は、MARTIN TINGVALL(p)が目に浮かぶ。
Barbara Zierschのボーカルを入れたM7 “Trona” では、初期 RETURN TO FOREVERのフローラ・プリムが入ったサウンドになっているなど、
どうも彼らの音楽として素直に受け取れないところもある。
中心となっているGero Schipmannのギター、感性面では典型的コンテンポラリー系といっていい、今の空気感を持っており、技術面でもエッジの
立ったシャープなギターワークは、なかなか巧さもあるし気になる点も特別無いのだが、目的とする音楽、その点で独自性とともに強くうなずける
だけのものがなかなか見つからない。

哀愁は、決して嫌いではないのだが、哀愁を追うあまり、彼らの音楽が多少甘くなっている気がしないでもない。厳しさがあって甘さも活きるとも思う
のだが、受け取りは人それぞれ、リリカル、透明感あたりをプラスに受け取る人もきっと多いのかもしれない。そのあたりの微妙なところをどう受け取る
かで、評価の分かれる一枚か。

JAZZ-guitar 160
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