前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Jeff Palmer, George Garzone, Richard Poole / Opposite Voltage

  Jeff Palmer (org)
  George Garzone (ts)
  Richard Poole (ds)

  Recorded November 3, 1998
  selfreleased

  1. Backwards and Forwards
  2. De Nyall
  3. Metropolis
  4. Five Fingers
                     5. Wind Tunnel
                     6. Count Sirloin
                     7. A Tear a Minute

3者共同名義らしいジャケット体裁となっている本作ですが、製作面で中心になっているのがdsのRichard Poole。
Jeff Palmer をターゲットとしてゲットしたこともありカテゴリー “organ” の記事とします。

曲の方は、すべてJeff Palmerの手による全7曲。
Jimmy Smith系の流れとは別に、Larry Youngから生まれた流れは、他のJazzとは、ある意味、違った特殊な世界とも言える前世紀のOrgan Jazz本流
とは異なる形で、現在のコンテンポラリー系オルガンの流れの源となっており、これは、特殊分野であったOrganが、他楽器の扱いに、いくらかでも近づ
いたということで、幾分正常になった、前進したとも考えている。
Jeff Palmerは、そのYoungから、現在の流れの主流ともなっているコンテンポラリー系オルガンに至る間の世代のオルガニストとして、地味ながら貴重な
存在でもあった。そんなPalmerは、新しい試みであるフリーなアプローチにも関心を示し、本作はそんな彼の模索の状況がよく出た一枚。
フリーなアプローチをするオルガニストは少なく、現在でもJohn Medeski, Gary Versaceなどがいるが、あくまで活動のごく一部といった感じで、その
Versaceも自身のリーダー作では、そういったアプローチは見せたこともない。他にもJamie Saftなどもいるが、彼もオルガニストとしての活動自体、
彼のごく一部分でしかない。

そんなことで、オルガンではめずらしいフリー色の強い本作ですが、結果の方は、満足できるレベルには至らなかったというのが率直な感想です。
Palmer目線で見れば、Garzoneのtsもフリーとしては、ちょっと中途半端だし、特に瞬時の反応も要求されるdsでは、Pooleのシゴトもいまいち感がある。
ただ、そういった結果は別として、何かを求めてチャレンジする姿勢は、最終的Outputとしての音によく現れており、彼らの音楽に裏切られたというような
思いはなく、何かを求め、そこに向かおうとする姿勢には、一種の清々しさも感じる。この辺の感覚は、混迷期とも言える終盤のLarry Youngにも、重なる
ものがある。
結果が全てではない、そこに至る過程で何をしてきたか、アーティストとしての存在価値に関わる部分とも考えている、
私的には、音楽の楽しみは、そういった過程を含めたトータルなものとして、とらえており、本作もそういう意味で、記憶に残る一枚となっている。

JAZZ-organ 181
Richard Poole
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