前向きに Jazz!

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Category: sax (第2期)  

Toine Thys / Grizzly

 Grizzly-2.jpg

Toine Thys (ts, ss, bcl)
Arno Krijger (Hammond organ)
Antoine Pierre (ds)

Recorded by Max Blesin in Rebecq, April 2014.
IGL260 (IGROO) 2015

01. Don’t Fly L.A.N.S.A.
02. El Cacique
03. Disoriented
04. The Fakir and the Lotus
05. Midnight Sun
06. Afro Electro (Used to be)
07. Grizzly
08. The White Diamond
09. Fitzcarrado
10. Twin Lotus        All songs written by Toine Thys

ベルギーのサックス奏者 Toine Thys(B1972)のリーダー作ながらオランダのオルガニスト Arno Krijger(B1972)参加の最新作という魅力もあって
ゲットの一枚。全て Toine の手による全10曲という内容。

一通り聴いてみて、今回が初となる Toine の印象、まさにアルバムタイトルとなっている Grizzly を思わせる厳ついジャケ写からゴリゴリとハードな音が
飛び出すかとイメージしていたが、素直でクセのないプレイぶりは、意外だった。
感性としては、今の空気感も常に漂わせる典型的コンテンポラリー系と言えるが、先端の方に位置して尖ったものもちらつかせるといったようなタイプで
はなさそうだ。クセがないので口あたりが良く、ライト、マイルドなテイストで聴きやすいと受け取るのか、はたまた物足りないと受け取るのか微妙な位置
にいるsax奏者だ。
はっきり見えてこないので、繰り返したが、やっぱりはっきりしない。そのクセなくライトという部分が弱いと感じる部分もあるし、洗練感につながるセンス
とも受け取れたり..............音楽そのものは、もう少し何かヒネリがあってもと思うぐらいわかりやすいものなのだが、何かわかりにくい、読めない男だった。
こういうのもめずらしい。

そんな印象もあるリーダーで、強い個性あるいはインパクトといった面でちょっと物足りなさも残るのだが、同時に洗練感といったものも感じられ、アルバ
ム全体として見れば、不思議と1つの方向性に統一された、まとまりも感じられるものとなっている。
その辺は、オルガンの Arno Krijger の存在が利いていると思う。
ハデな太刀回りは、ないが随所にセンスを感じるオルガニストだ。Jazzでは少数派のベースラインにフットペダルを多用するため、左手のコードの響きも加
わり個性となっている。
さらに繰り返したが、本作のカラーも、つまるところこの Krijger の存在が大きく作用したとの結論に至った。この編成で Krijger にかかる比重は大きい。
バッキングから Toine が休んでる時間帯と全ての部分に関わるシゴトぶりは、脇役というより主役だ。

               

               "All or Nothing at All" by Toine Thys Trio Live in Paris area / February 2012 
                Toine Thys (soprano sax)
                Arno Krijger (Hammond organ)
                Joost van Schaik (drums)

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Jazz-sax 76
Toine Thys
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