前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Stefano Carbonelli / Ravens Like Desks

 Carbonelli-2.jpg

Stefano Carbonelli (g)
Daniele Tittarelli (as)
Matteo Bortone (b)
Riccardo Gambatesa (ds)

Recorded at Hemiola Recording Studio, Rome-Italy, on November 5-6, 2014.
AU9054 (auand) 2016

01. Ravens Like Desks
02. Fuori Da Casa Mia!
03. Tempo Nuvoloso
04. Watercolour Light
05. Stop Kickin’ That Dodo
06. Nessuno Vide Nulla
07. The Selfish Giant
08. Frenetico
09. The Entropic Quiet
10. Febbere a 17       All compositions by Stefano Carbonelli

イタリアのギタリスト Stefano Carbonelli(ステファーノ・カルボネッリB1991)による全曲オリジナルで固めたデビュー作。

出会ったことのない感性との出会いを無上の楽しみとしている自分としては、若手で初顔合わせというこういうパターンは、何が飛び出すかわからないドキ
ドキ感もあり、楽しみともなっている。よく知っているものより、知らないものに手を出すという性癖は相変わらずで、痛い目にあうこともしばしばだが、
今後も変わらないだろう。
初めてということで、彼に関する情報も全く持っていないのだが、軽く調査したところ、あちこちのコンペでの受賞歴もそれなりにあるようだし、どうやら
物理学の博士号を持っているらしい。Jazzの世界では変わり種だが、年齢面でもまだその院を出てまもない頃ということになる。また同じイタリアの先輩
ギタリストFabio Zeppetella に師事していた時期もあるようだ。
外見の物理専門家らしいメガネ顔のオタク風雰囲気もどこかアブノーマルなものもイメージさせ、聴く前から妄想が膨らみ、待ち望む強度変態性ギタリスト
の登場も期待してしまうのだが、結果はどうあれ、こうして期待感で楽しませてくれるだけでつかみもバッチリというとこだろう。

さて、ということでさっそく聴いてみよう。
この男、Jazzの世界では、少数派のソリッドタイプ、Fenderのストラト使いなんだね、Jazzの伝統を素通りしてきたかのような感性は、いろんなものに縛ら
れることもなく自由でいい。これが中途半端に伝統を漂わせ、シブいフレーズも絡めてヘンにまとまっていたら全く魅力ないものになってしまう。20代前半
という年齢を考えれば、これでいい。
デビュー盤ともなれば、意気込んでイケイケになり、特にテクニシャンタイプだと弾きまくってしまうということもあるが、そうならない冷めた目を持って
いるのもいいし、俯瞰で全体を見れるというのも、また能力でありセンスとも言えるのだろう。
感性の質という面では、期待していた強度の変態性は見られない。想像していたよりずっと真っ当なタイプだ。ただ、先にも書いたが、Jazzの伝統を素通り
してきてしまっているような感性、NYコンテンポラリー系とも異質の感性は新鮮だし、録音時でまだ20代前半という年齢を考えれば可能性の塊みたいなも
のだ。現時点では、不満や物足りない部分など感じるところはあるが、まだまだ過程の人、そしてスタートしたばかり。ヘンな巧さやまとまりは、いらない
から、ただただのびのびと大きく育ってほしいと願わずにはいられない。

そんな風に思える初めての感性との出会い、何よりの収穫だった。

              

JAZZ-guitar 159

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Comments

Edit
おっ、中々いいですね!
アルトもカッコいい!
知らない人教えて頂き感謝です。
EditRe: タイトルなし
未知の感性との出会いは
いつも心躍るものがあります。
期待感とドキドキ感............博打みたいなもんですかね?いや、違うか?

この男、次作も聴いてみたいと思えるものがありました。

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