前向きに Jazz!

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Category: Other Instrument  

Konstantin Ionenko / Noema

  Konstantin Ionenko (b)
  Dmitri Bondarev (flh)
  Alex Maksymiw (g)
  Pavel Galitsky (ds)

  Recorded Mask Studio. Kiev, April 2015
  FANCYMUSIC (2015)

  1. Kaleidoscope
  2. Imprinted Acerbity
  3. Far Out
                     4. Glassy
                     5. Four Doors
                     6. Prelude
                     7. Noema
                     8. November

グループ “Deep Tone Project” での活動他で近年のウクライナジャズシーンをリードする存在などとも言われるベーシスト Konstantin Ionenko の
久しぶりのリーダー作に、先日記事とした “Alex Maksymiw / Without A Word” のギタリスト Alex Maksymiw が参加しているということで手を
出してみた。
本作は、日本盤仕様ジャケットで日本先行発売だったのだが、昔から日本仕様のものは、現地、現場の空気感が直に感じられないような気がして、なるべく
避けてきたこともあり、だったらということで、異例だがDLでのゲットだった。

Ionenkoの手による全8曲という内容だが、全編ひんやりとした乾いた空気がゆっくりと流れていくような一種のアンビエント感もある音楽となっている。
現在、どちらかというとダーク、ダーティーといった要素が微量に含まれたものを好む傾向にある自分としては、こういった透明な空気感もある爽やか、
清涼感といった質感の音楽は普段はあまり進んで聴きたいとは思わないのだが、本作にはそこに「明るさ」というテイストが含まれていないことが良かった。
明るく爽やか、ウキウキするようなテイストの音楽を、楽しい音として強く反応しない己の感性にも困ったものだが、それが今現在の自分の感性の求める
ところだからしょうがない。

強い色は極力抑え、使う色数も絞り込んだ淡彩画の世界。繊細なトーンだが筆使いは大きく、大胆でおおらか、淡い色の重なりがまた別の表情を見せたり、
そんな流れが全編に渡りつながってゆく。
浮遊するMaksymiwのギター、空間に放たれるBondarevの柔らかなフリューゲルホーン、Maksymiw のギターは前述のリーダー作あたりと比べると
だいぶセンシティブなプレイぶりだが、この辺は Ionenkoの意向も反映された結果でもあるのだろう。
2人を泳がせ大きくゆったりとした流れを創り出しているのがIonenko のコンポジションであり、個はともかくトータルなグループとしての音、そこの印象
が強く残った一枚でもあった。

             
             Live at Closer, Kiev

JAZZ-other instrument 34
Konstantin Ionenko
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