前向きに Jazz!

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Category: organ (第2期)  

Simone Gubbiotti / The Hammond Trio

  Simone Gubbiotti (g)
  Joe Bagg (Hammond org)
  Joe La Barbera (ds)

  DT9033 (Dot Time Records) 2014

  1. Mind the Gap
  2. Ana Rita
  3. Simone Blues
  4. It Could Happen to You
  5. J. And J.
                     6. Lidia
                     7. Beautiful Love
                     8. E. N.
                     9. We Will Meet Again

出身国イタリアと米国とを股にかけ活動するギタリスト Simone Gubbiotti のオルガンを加えたトリオ作。
私的には、リーダー作も少なく、参加作ながらJoe Baggのオルガンが聴ける貴重な音源ということでゲット。従ってカテゴリー “organ” の記事とします。

ギターのSimone Gubbiottiを聴くのは、今回初めてとなり、曲目やらジャケ写の雰囲気などから、今現在、自分が求める方向性を持ったギタリストでない
ことは、予想もしていたのだが、それでもゲットしたのは、ひとえに、あまり音源も出回っておらず、聴ける機会に恵まれていない Joe Bagg の参加。
Gubbiottiのギターは予想通り、王道のスタイルを基本としたものだった。しかもJesse Van Rullerのように、王道とは言っても、今の空気感を持ち、
現在のコンテンポラリー系の主流につながるといった類いの感性でもなく、その流れの中でも、かなり後ろ寄りに位置するといった感性と見た。
こうなると焦点は、彼の音楽である定型の枠の中で、いかに楽しませてくれる巧さを見せてくれるのかといったあたりになってしまうのだが..................
決してマズくはない、けれども際立った巧さもといったのが率直な印象。ただし一点、独特の哀愁ある響きを感じさせる瞬間がある。これはイタリア出身と
いう血のなせる技か、米国系ギタリストには無い響きだ。その部分を生かし、それを自身の音楽の魅力につなげていければ、それはギタリストとして生きて
ゆく上で、強力な武器になるのだろう。
とりわけ豊富な人材がひしめき合っているギター界、生半可な個性では苦労する。そこを意識した活動で、難所をクリヤーしてほしいものだ。

さて、そんな王道色も濃い音楽の中で、リーダーのアシスト、そしてソロにと、きっちり巧さも見せ、魅力としているBaggのオルガンには、毎度のことだが、
地味ながらセンスを感じる。さしずめ、昔気質でシゴトは、キッチリやる職人のとっつぁんといったところか。
Baggが入ることにより、音楽が落ち着くというか、リーダーに足りないところがあれば、さりげなく補い、いい雰囲気になってくれば、これまたさりげなく、
さらに盛り上げ、このあくまで目立たず、さりげなくといったあたりが彼らしいところで、この地味なシゴトぶりが、いまいち知名度UPにつながらないのか。
そんなBaggなので、これまでを振り返ってみれば、共演者にもそんな傾向が見える。いつも思うことだが、例えば先進性に溢れた感性のギタリストが相手
だったらどうなのか、その刺激から、Baggのオルガンから、いったいどんな音が飛び出し、そしてどんな対応をしてくるのか、これまでの彼の状況、そして
そこから感じられるオルガニストとしての能力を考えると、ついついそんなことを思ってしまうのである。そんなめぐりあいの機会に恵まれなかったことが
残念に思えるオルガニストでもある。そして、それを自ら掴みにゆく積極性も欲しい。

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JAZZ-organ 178
Simone Gubbiotti
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