前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Joe Manis / The Golden Mean

  Joe Manis (ts, bcl)
  George Colligan (Hammond B3 organ, Fender rhodes)
  Lillie Manis (viola)
  Kevin Congleton (ds)

  Recorded September, 2014
  SCCD 33120 (SteepleChase) 2015

  1. Threee four for Three
  2. Black Hole Sun
  3. Shorter Story
                     4. Broadway
                     5. Paw-Paw
                     6. Goldfinger
                     7. It Don’t Mean a Thing
                     8. Ellery’s Song Flute

2009年にアルバム"Evidence"でデビュー以来、リーダー3作目となる本作は、前SteepleChase作 “North by Northwest(2013)” のメンバーに
Lillie Manis (viola) が加わっており、私的には George Colligan のオルガンでの参加も魅力となっている。

前作では、Coltraneを通過してきたテナー奏者といった程度の印象だったその2年前と比べると、プレイにも自信とともに力強さも感じられ、音楽も
全体の印象として、小細工なしの全球直球勝負、ハードに押すストレートなJazzといった一枚に仕上がっている。
ほとんどオルガンで勝負している Colligan も、元々こういった展開は得意でもあり、左手のベースラインが生み出す強烈なドライヴ感をベースに
ゴリゴリと攻めるハードプレイは、Colliganらしさがよく出ている。

そんな中で、M6”Goldfinger” に他曲との違和感が、また曲の中でもテーマ部に対してアドリヴパートのハードブロウに違和感が残る。
007シリーズでも大ヒットして世界的にもポピュラーとなっているこういった曲は、リスナーそれぞれが自分の中に固まったイメージを持ってしまっており、
演る方としては、それだけにハードルが高くなってしまい、多くのリスナーを納得させるのも至難の技になってしまう。
この1曲が入ったことにより、アルバム全体の印象が変わってしまったのは残念だ。もちろん、当然のことながら、逆にこれがいいと感じる人もいるのだろうが、
様々な受け取りがあるというのが正常な姿ではあるが...........。

まあ、私的には、そんなちょっとしたつまずきもあった本作だが、トータルに見れば現代の正統派テナー奏者として魅力ある存在になってきたJoe Manisに
満足できる一枚だった。
そんな Manis の力量を考えれば、知名度がもう少しUPしてもいいんじゃないかとも思うのだが、その辺は、彼がオレゴンを拠点とした活動をしているといった
ことも大きく関係しているように思う。先を行くミュージシャンとの出会い、そして他流試合により、自身から引き出されたものから何かが変わってゆくといった
ことも、特に期待できる時期だけに、そのタイミングを逃してほしくないとも思うのだが、まあ、家庭の事情やら何やら、いろいろとしがらみもあるのでしょう。

Jazz-sax 71
Joe Manis
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