前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Ben Paterson / For Once In My Life

  Ben Paterson (Organ)
  Peter Bernstein (Guitar)
  George Fludas (Drums)

  Recorded, mixed & mastered by Chris Sulit at Trading 8's Studios,Paramus NJ,
  January 6th and 7th, 2015
  ORIGIN 82700 (ORIGIN RECORDS) 2015

  1. Cubano Chant
  2. I'll Close My Eyes
                     3. 50 Ways To Leave Your Lover
                     4. Cry Me A River
                     5. For Once In My Life
                     6. Decision
                     7. Nutville
                     8. Blues For C.F.
                     9. Near Miss
                     10. We'll Be Together Again
                     11. I've Never Been In Love Before

シカゴを拠点として活動してきたピアニスト Ben Paterson のオルガンによる初リーダー作。
王道系のピアノをスタイルとしてきた Paterson なので、楽器がオルガンに代わっても、基本的な感性は変わるわけでもないだろうし、まして相手が
Peter Bernsteinということであれば、音楽も王道ど真ん中のオルガン-ギタートリオも予想されるのだが、まあ、たまにはそんなストレート、ブルージー
な世界にどっぷり浸かってみるのもよいでしょう。

そんなことで、知らないオルガンは、とりあえず聴くという流れになっていることもあり、あまり期待もなく聴いてみたらビックリ、歌心よし、ノリよし、
ツボにくるフレージング、音よし、小気味良いメリハリ感、.......................やたら巧い!
スタイルは、前世紀を思わせる王道のオルガントリオ、偉大な先人のおいしい、もはやアドリブというより定型化しているようなキメのフレーズの連発、
おいしいところを、あっちこっちから寄せ集めた、もはや完コピの世界なのだが、これだけ見事にやられると、なんだか気持ち良いものもある。
独自性という点では、評価しずらいものもあり、面と向かって音と対峙してという聴き方には向かないが、ながらでサラっと聴いていると、Patersonも
そこを狙ったわけでもないと思うが、非常に気持ち良いものがある。
この種のパターンのものだと通常、聴いているのも苦痛を感じるというものも多いのだが、そんな、音が気持よく入ってくるのも、先人の音の単なるコピー
ということではなく、自分の歌として消化し、ひとえにそこに豊かな歌心があるからなのだろう、それを支える技術もある。

ただ、本作は、彼のオルガンによる初リーダー作ということで、そういったある意味、変わった形の発見もでき、一応の納得はできたのだが、これが同じよう
に続けば、徐々に客も減るだろうし(もしかしたらその方が一般にウケが良いという見方もできるが)、客は毎回、新しい発見を期待するものだ。独自のものを
創り出していくという部分が無いと未来は拓けてこない。
伝統のエキスもしっかり蓄えた彼のオルガン、私的には、時代のエキスも取り入れて,変化していく様もぜひ見てみたい。それが生きるということでもあり、
それがないと衰退あるのみだ。今回はオルガンでの初リーダー作ということで、これでもよかったが、同じようなパターンが続けば、再び手を出すこともない
だろう。未来に向かって、その可能性を切り拓いていく姿勢がイメージできないというのはまずい。そここそがアーティストのシゴトなのだから。

Patersnばかりになってしまったが、”ど”がつくほどの王道オルガントリオの中で、Bernsteinのギターも、水を得た魚状態になって、すっかり馴染んで
ます。デビュー当時、特に似ていたとも思わないが、なぜか白いGrant Greenなどと呼ばれていた時代を思い出す。

             

JAZZ-organ 176
Ben Paterson
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Comments

Edit
よっしゃ!買おっと!
EditRe: タイトルなし
王道Jazzのツボを心得ためちゃウマのオルガン、
なので、Bernsteinのノリもいつになく良いです。
先は読めないけど、本作に限っては、楽しめるアルバムになってます。

今日は、ヤクルトに負けて終戦となりそうです。
カープも、CS進出のかかった試合で、まだ終わってないのに
打たれて泣いとるピッチャーがいたけど、、、、、、、、、、、、
GもCも、来季に向け問題山積だねぇ。
Editリンク
J worksさん、今晩は。

久し振りに更新した話題が彼でしたので、丁度話題に合ったこの記事をリンクさせて下さいね。このページをご紹介させて頂きますね。もしご都合が悪ければすぐに削除いたします。
EditRe: リンク
まん丸 さん こんばんは

紹介いだきありがとうございます。
Ben Paterson のオルガン、あらためて聴いてみました。
自分が今、求めている方向性のものではないんですが、
その巧さを再確認しました。
これだけ小気味良く細部までワザをきっちりキメてくるオルガンは、
この世界でもそんなにいないレベルだと思います。
オルガニストは少ないだけに、ピアノを本業としているのが、もったいないですね。

カナダでのLive Report by まん丸
http://nono54.blog88.fc2.com/blog-entry-204.html

こちらは、今日で連休が終わり、ちょっとブルーです。

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