前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Sheryl Bailey / A Meeting of Minds

  Sheryl Bailey (g)
  Ron Oswanski (Hammond B-3 organ)
  Ian Froman (ds)

  Recorded January 14 & March 10, 2013 at Tedesco Studios, New Jersey by Tom Tedesco
  CL070113 (CellarLive) 2013

  01. All Talk
  02. Good News
  03. One for VJ
                     04. Unity
                     05. Cactus
                     06. An Unexpected Turn
                     07. 5 -1
                     08. Cheap Jersey Gas
                     09. A Meeting of Minds
                     10. Broken Glass
                     11. The Lioness
                     12. Last Night

本作のリーダーであるギタリストのSheryl Baileyは。過去、2000年代初め頃からGary Versaceのオルガンを加えたギター・オルガントリオ作として
3枚のリーダー作をリリースしており、自分が初めてオルガニスト Gary Versaceに出会ったのも、このSheryl Baileyトリオ、あるいは
Jay Azzolina 3 / Live at One Station Plaza” あたりを通してであった。当時は、彼女の盤も国内取扱い店が無く、直接米国から苦労してのゲットで
あったのをよく記憶しており、それだけにGoldingsやYahelに通じる21世紀のオルガニストとして主流になるであろう新しい感性に出会えたことは、大きな
収穫でもあった。
本作では、そのVersaceに代わって未聴のオルガニスト Ron Oswanski が参加しているということで、その辺のチェックも兼ねてゲットとなったしだい。

現在はどうなっているかわからないが、リーダーのSherylは、当時、彼女の母校でもあるバークリーのジャズギター科で教鞭もとっていたというだけあり、
ギタリストとしてのベースの部分ではしっかりしたものもあり、感性の質としては、伝統も踏まえつつのコンテンポラリー系の範疇に入るといったタイプだ。
従って、流れの前よりの位置で、先進感あるいは尖った要素を振りまくといったタイプではないものの、今の空気感を常に漂わせつつのプレイは、今の時代の
中道を行くギタリストとして、本作も小難しいことは一切なし、無になって楽しめるといった内容のギター・オルガントリオ作になっている。

本作からGary Versaceに代わって参加のRon Oswanskiも前世紀にはあまり見られなかった、やはり今様の感性を備えたコンテンポラリー系の
オルガニストと言えそうだ。Sherylと同じく、前寄りで尖ったテイストは無くメインストリーマーといった感じだが、その辺は、もしかしたらリーダーである
Sherylに合わせているのかもしれないし、本参加作のみでは、判断できない。そのあたりは、今後、機会があればまた別作でチェックしてみたいと思わせる
ものもある。

振り返ってみれば、このオルガン入りの編成の音楽の質感も、90年代、特にJimmy Smith没後あたりから変わってきており、オルガンと言えば「黒っぽさ」
を表現する楽器といった固定したイメージも薄れつつあり、どす黒いコテコテ系オルガンもめずらしくなってきたといった印象もある。
ただ、やはり他楽器と比べオルガン奏者自体の絶対数が少ないということもあり、なかなか新しい時代を切りひらいていくような革命家的存在が出現しない
というのが現状である。
そんな状況を見ていると、およそ半世紀も前にあのオルガンを演っていたLarry Youngという存在、あらためて大きく感じる。現在のコンテンポラリー系
オルガニストに見られる感性、コンセプトなど、そのYoungから大きな進化は見せていない。とにかく、流れを大きく変えられる革命家の出現、そこにつきる。

JAZZ-guitar 148
Sheryl Bailey
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Comments

Edit
同感。
EditRe: タイトルなし
Gさん どうも

まあ、オルガン界も、慢性的人材不足で困ったもんです。
カープと似てるか? ちょっと違うか。


その点ギター界は、人材豊富でいいやねぇ。
カバーしきれません。

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