前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Brian Charette / Alphabet City

  Brian Charette (organ)
  Will Bernard (g)
  Rudy Royston (ds)

  Recorded September 23, 2014 Acoustic Recording Brooklyn, NY
  PR8140 (Positone) 2015

  01. East Village
  02. They Left Fred Out
  03. West Village
                     04. Not A Purist
                     05. Sharpie Moustache
                     06. Disco Nap
                     07. Hungarian Major
                     08. Avenue A
                     09. Detours
                     10. Split Black
                     11. White Lies
                     12. The Vague Reply     All songs by Brian Charette

近年は、いいペースでアルバムリリースしている感もある Brian Charette ですが、オルガン・ギタートリオでは、ちょっと前に記事とした “SquareOne
の10ヶ月程後の録音になるという本作、その前トリオ作での Yotam Silberstein(g) - Mark Ferber(ds) という共演者に対して本作での
Will Bernard(g) - RudyRoyston(ds) といった違いが、彼の音楽にどんな違いが出てくるのか非常に興味のつきないところです。

全体通し聴きしての印象では、Charetteのオルガンは、コンテンポラリー系のオルガニストとして、安定感とともに巧さも感じられ、共演のWill Bernardと
Rudy Roystonにしても、個々のプレイを見れば、前トリオ作のYotam Silberstein - Mark Ferber のコンビよりも質の高いプレーとも感じるのだが、
全体として見れば、音楽に何となく軽さを感じてしまい、面と向かって聴くには、ちょっと物足りなさも残るといった印象。
考えられるところを、あげてみれば、前トリオ作では、感じられた作曲面でのセンスが感じられない。曲はベタな感じも残るチープな印象のものが多いのだが、
このチープ感は、いい意味での軽さを持つWill Bernardの持ち味を引き出すために、あえてそうしたととれなくもないのだが、その手のものも好きでよく耳に
してきた自分には、その狙った方向性も、どうもリアルな方向にやや片寄ってしまったと思える。この辺のさじ加減は非常にむずかしく、紙一重でどちらにでも
転ぶといったところもあり、John Medeski - John Scofieldなどのその分野で経験豊富な曲者でさえ、ちょっとなあと感じる時もあり、まして、どちらかと
言えばストレート寄りのテイストのものを持ち味とするCharetteにとっては、ちょっと冒険だったかもしれない。
Charetteの考え、狙ったところは、どの辺なのか読めないところもあるのだが、ファンキー、グルーヴィー系といったものも得意とし、結構何でもこなせる器用
さ、巧さもあるというWill Bernard、そんないい意味での軽い味わいもあるBernardそしてRoystonを迎え、いろんな要素も詰まった音楽にしようと考えた
のかもしれないが、すべてが中途半端で軽さばかりがが目立つ音楽になってしまったようだ。折角のメンバー、どうせやるなら、思い切って、ハズしてほしかった。
この辺の受け取りは、微妙なところだが、その微妙な感覚の違いが、結果として正直に現れてきてしまうのが音楽というものだろう。
そんな全体の印象もある本作だが、あまり小細工しないでストレートに攻めた曲の方が、好結果につながっているように思う。
前トリオ作の記事では、「Goldingsをはじめ先行するコンポラ系オルガニストと比べても遜色ないレベルになってきた」などと書いていたが、本作を聴いて、
そう言うのも、まだちょっと時期尚早かという気にもなった。

その他のBrian Charette関連記事は → こちらから

JAZZ-organ 174
Brian Charette
スポンサーサイト

Newer Entry201508-1

Older EntrySam Yahel / Truth and Beauty

 

Comments

Leave a comment







2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10