前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Sam Yahel / Truth and Beauty

 TruthandBeauty-2.jpg

Sam Yahel (Hammond B3 organ)
Joshua Redman (ts)
Brian Blade (ds)

Recorded at LoHo Studios, New York City, September 2005.
EWCD2016 (East Works Entertainment) 2006

1. Truth and Beauty
2. Man O' War
3. Check Up
4. Bend the Leaves
5. Saba
6. Night Game
7. Child Watching
8. A Paz
9. Festinhas

オルガニストとしてのリーダー作は、長年リリース無しという状態にある Sam Yahel(B1971)。
たまに、思い出したようにYahelのオルガンをチェックしてみようと思っても、こうして旧作を引っぱり出してみるしかない。
そんなことで本作、記事としてなかったので、ついでと言っちゃあ何だが、記事としておきます。

メンバーは、Joshua Redmanをリーダーとしていた "Elastic Band" と同じで2002年作の"Yaya3"(ヤヤ・キューブ)と同じようにSam Yahelがリーダ
ーとなっての本作である。内容は、Yahel曲6、Ornette Coleman曲のT3"Check Up" 他で全9曲。

1971年ジョージア州アトランタ出身のSam Yahelは、似た方向性を持った先輩格のオルガニストLarry Goldings(B1968)、そしてちょっとだけデビュー
の遅かったGary Versace(B1968)の3歳年下という関係になるのだが、前世紀に君臨したJimmy Smithに代わり21世紀のオルガン・シーンでは、共に
正当派として、甲乙つけがたい重要な働きをしてきたと言ってもよい3人である。
近年、彼ら3人以外にも、ぽつぽつと新しい才能は出始めてはいるものの、大きくジャズ・オルガンの流れを変えてしまうほどの決定的イノヴェイターの出現
はなく、年齢的にも若手から中堅世代になった彼らには、まだまだジャズ・オルガンの進化に貢献してもらいたいものである。

さて、オルガニストとしてのリーダー作としては、通算5作目となる本作ですが、リーダーとしての統率力、コンポーズ面での能力、クールにコントロール
を利かせながらも奥のところではエモーショナルな面も見せるスリリングなオルガンワークなど、彼の持ち味もよく出た1枚となっているのではないでしょ
うか。
ただ、私的には、編成面での不満が残り、これが違った形であればとも思えるのはちょっと残念なところです。Redmanは、けっして悪いプレイをしている
わけではないのですが、サックスなのでソロがない時は、常にオルガン - ドラムスのデュオという形を強いられてしまい、それはそれでおもしろさはありま
すが、これが対等の立場をとれるギターであったなら、別のものも生まれたろうとも思ってしまいます。
Yahelにとっては、逆に刺激を貰えるような先進性に富んだギタリストとの共演が、彼自身の進化にもつながり、ぜひ実現してもらいたいものである。

近年は、ピアニストとしての露出が多く、Smith後の新世紀にふさわしい新しい感性を持ったオルガニストとしてシーンに登場してきた世紀末の頃を
知らない若いJazzファンなどは、ピアノが本職の人といったイメージを持つ人も多いのかもしれない。
Jazz界現状では、あくまでその他の楽器という位置づけでしかない、いまひとつ盛り上がりに欠けるオルガン界を前に進めるためにも、欠かせない人材で
あることは間違いない。

その他のSam Yahel関連記事は → こちらから

JAZZ-organ 173
Sam Yahel



スポンサーサイト

Newer EntryBrian Charette / Alphabet City

Older EntryLiberty Ellman / Tactiles

 

Comments

Edit
僕もオルガンメインのギター入り作を期待して待ってるんですがねぇ。
ジェシやラーゲとやってくれないですかね。
EditRe: タイトルなし
Gさん コメントどうも

このYahelも、自身リーダーのオルガン・ギタートリオ作としては、
彼のデビュー当時のBernsteinを相手にしたものだけなんですよねえ。
若くて新しい感性を持ったギタリストとの共演は、今後の彼に
とっても必ずプラスになるはず。
反応の良い若手dsを間にはさんで、丁々発止のやりとり.............
長年待ってるんですがねぇ!

Leave a comment







1
2
4
5
6
8
9
11
12
13
14
15
16
18
19
20
21
22
23
25
26
27
28
29
30
> < 06