前向きに Jazz!

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Category: guitar (第2期)  

Teemu Viinikainen Trio / Nyt!

 Nyt-2.jpg

Teemu Viinikainen (g)
Ville Herrala (b)
Mika Kallio (ds, perc)

Recorded, mixed and mastered in May - June 2011 at Varistoteles Studios.
PCD 117 (Prophone) 2011

1. Laavu
2. Laki Mii
3. Maahinen
4. Siks Oon Ma Suruinen
5. Nyt!
6. Varllus
7. Unsi Vuosi
8. Raita 08

フィンランドのギタリスト Teemu Viinikainen(テーム・ヴィーニカイネン?)は、Dayna Stephens の”A Week Ago Today” で初めて出会い、その質の
高いプレイの魅力もあり、彼のリーダー作としては最新の2014年作 “Hit It!”を入手してみたのだが、彼本来のギターの魅力が十分に出ていないのではとの
印象もあったことで、たった一枚のリーダー作で判断してしまうこともできない感性との思いもあり、一つ前のやはり同じトリオ作が存在していたので、
急遽入手してみた。

内容は、3者共作曲1、その他の1曲を除き全てViinikainenのオリジナルとなっている。前述の最新作でもそうだったが、自曲で勝負することを基本にして
いるようだ。
一通り聴いてみれば、策を弄しすぎて、ややポイントが定まらなくなってしまったとの感もある前述の最新作とはだいぶ違った印象であることに、まず安堵。
Stephens盤で出していたあの端正な響きもある。そのアコースティックライクで特徴的な音は、やはり、そういう音にこだわったギターを使っていたんだね、
納得。
Stephens盤とは、同じ2011年盤だ。
この辺の印象の違いは、おそらく本人のちょっとした音づくりの姿勢やら気持ちの持ちようあたりで、変わるところなのかもしれない。その微妙な心の動きが
最終的に音になった時、そこに驚くほど正直に現れるというのが音楽というものなのだろう。音は正直だ。

本作では、最新作でフィルターごしに見ていた彼の感性が素直に伝わってきていると感じられるのがうれしいところ。
そんな中で、生き生きとしたギタープレイを見せている。元々、速い展開でのキレは、感じていたギタリストですが、M4 “Siks Oon Ma Suruinen”など
スローで見せる歌心にも非凡なものが感じられる。
いろいろ評価できるポイントはあるが、何よりも独自性ある感性を持っており、彼でしかない音楽になっているという点、星の数ほどギタリストもいるこの
世界で生きてゆく上で、この上ない強みになるのは間違いない。また自分の音を持っているという点、この音そのものに強い個性を持てるのも、限られた人
になってしまうが、そういった個の面ばかりでなく、ギタートリオとして独自のサウンドとしている点、私的ポイントの高いところか。
コンテンポラリー系と言えるギタリストだが、ただ闇雲に新しいものばかりを追いかけるばかりでなく、根っこのところでは、伝統も大事にといったスタンス
が、彼の音楽からは感じとれ、そのあたりが彼のスタイルであり味ともなっているのだろう。

             
             Cafe Jazz 13.7. 2011. Teemu Viinikainen gtr, Ville Herrala bass, Mika Kallio drs. Nyt!

JAZZ-guitar 143
Teemu Viinikainen
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Comments

Edit
これ買うの迷ってた盤なんですよね。
良さそうだから買おうかな
EditRe: タイトルなし
Gさん こんばんは

初めての感性に出会うことは、楽しみですね、
目的の全てではないにしろ、幾ばくかの達成感もあります。

それなりの個性は備わっているギタリストだと思います。
迷った時は、積極的に出るのもよろしいかと..............

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