前向きに Jazz!

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Category: guitar (第2期)  

Anthony Wilson / Our Gang

 OurGang-2.jpg

Anthony Wilson (g)
Joe Bagg (Hammond B3)
Mark Ferber (ds)

GRV1008-2 (GrooveNote) 2001

1. Our Gang
2. Chitlins con Carne
3. Britta’s Blues
4. Time Flies
5. Road Trip
6. Luck Be A Lady
7. I Wan’t You
8. Prelude to A Kiss

日本では、Diana Krallのバックを務めていたギタリストとしておなじみだが、自分もやはりその部分でよく聴いてきたというギタリストで、リーダー作と
なると感性面では王道系のギタリストということもあり、自分の求めるものとは、方向性の違いといったことから、あまり聴いてこなかった。
わずかに2009年作の “Jack of Hearts” が購入歴があるのだが、これもWilson目当てというよりもLarry Goldingsの参加がゲットのきっかけとなったもの。
しかしこれもGoldingsやWilson本来の魅力が出ていなかったこともあり、以降Wilsonの盤に手を出すことはなかった。
本作は、地味ながら好きなオルガニスト Joe Bagg 参加ということで、リーダー作、参加作を含めリリースされている盤も極めて少ないというBaggの貴重な
参加作ということで、Wilsonには悪いが、そこが購入の大きな要因ともなっており、遅まきながらのゲットである。

内容の方は、Wilson曲3、Bagg曲1、他4ということで彼らのオリジナルがちょうど半分という内容だ。
一聴してみれば、前述のあまり印象のよくなかった“Jack of Hearts”とは違い Wilson本来の持ち味である、よくギターを歌わせており、なかなか好盤の印象。
Wilson の感性は、基本王道系ではあるものの、そこに微妙に時代とシンクロしたコンポラ系に通ずる感性も見え隠れするのだが、その辺が前述の
“Jack of Hearts”では、中途半端という悪い方に出てしまい、私的評価を低くしてしまったと受け取っている。
本作においては、その微妙なコンポラ系に通ずる感性も邪魔することなく、いろいろなスタイルの中で、ナチュラルによく歌わせており、ギター・オルガン
トリオ盤としては納得できる一枚となっている。

その辺は、この Joe Bagg という存在も大きく関わっているのではないだろうか。ソロにバッキングに地味ながらその手堅いサポートぶりは、リーダーに
とっては心強いものでありそして貢献度は高い。
コンポラ系と言っていい感性の Bagg だが、本作の基本王道系の Wilson の音楽に、かすかな時代のエッセンスで香り付けをして味の調整をしているオルガン
が、地味ながらなかなかいいシゴトをしており、かろうじて今世紀のギター・オルガントリオというエリアに入る内容としている大きな力になっているのでは
ないだろうか。
Wilson盤としては、本メンバーとは同じで別に2005年作(Savivity)が存在しており、そちらの方も聴いてみたい。

JAZZ-guitar 141     
Anthony Wilson
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