前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Rez Abbasi / Things to Come

  Rez Abbasi (guitars)
  Rudresh Mahanthappa (as)
  Vijay Iyer (p)
  Johannes Weidenmueller (b)
  Dan Weiss (ds)
  Kiran Ahluwalia (indian vocals - 2, 3, 4, 6)
  Mike Block (cello - 2, 7)

  Recorded December 15-16, 2008 and January 20, 2009 at Systems Two, Brooklyn, NY
  SSC1236 (Sunnyside) 2009

                    1. Dream State
                    2. Air Traffic
                    3. Hard Colors
                    4. Things to Come
                    5. Why Me Why Them
                    6. Within Sanity
                    7. Realities of Chromaticism
                    8. Insulin           All Compositions by Rez Abbasi

ちょっと前に記事としたRez Abbasi参加作 "Ananda Gari / T-Duality" でのAbbasi(B1965)のギターがけっこう衝撃的だったこともあり、彼の過去作等も
引っ張り出してきては、あらためて彼の過去を洗っていた。
本作は、記事としてなかったので、ついでに記事としておきます。

2009年1月20日、第44代アメリカ合衆国大統領としてバラク・オバマが就任したまさにその日に録音したのが本作だったのだが、アルバムタイトルとした
“Things to Come” もそんな状況とダブるものがある。
内容の方も、その来るべき何かを期待させられるような、インパクトを受けるものとなっている。この辺の受け取り方も、もしかしたら前述の参加作を
聴いたせいもあるのか、本作当時はAbbasiの音楽もアジアンテイストのものが何年か続いていたこともあり、そろそろ流れを変えてほしいなどと思いつつ
聴いていたせいもあるのか、あまり入れこんで接していたわけでもなかった記憶があるのだが、こうして今、あらためて聴いてみると、本作当時ちょうど
売り出し中のMahanthappaやIyerとともにフロントの3者が3様のキレキレのワザをもって激しいつばぜり合いを見せるなど、けっこう鮮烈な印象を受ける。
Abbasiは、この若い2人よりはちょっとだけ上の世代になるのだが、本作コンポーズ面でもまとめ役としてスケール感のある音楽を創り上げており、そこに
単なるギタリストとしてだけではない非凡なものが感じられるのだ。
この若い2人のハードな部分にAbbasi夫人であるKiran AhluwaliaのvoiceやMike Blockのcelloなど、ソフトなテイストを絡めて、剛柔使い分けて一枚の
アルバムとしたその表現にも巧みなものが感じられる。
そしてもちろんだが、高速フレーズも余裕で繰り出してくるギターワークには、あらためて感心してしまうのだが、何よりも評価できるのは、その独自性ある
感性を持ったギタリストであるという部分だ。
温故知新とは、逆のパターンだが、今のAbbasiを知った上で過去をあらためて聴いてみると、当時は雲がかぶって何となくすっきりしなかった印象を持った
彼の音楽も、鮮やかさを増した刺激となって受け取れるのである。

Jazz-guitar-139
Rez Abbasi
スポンサーサイト

Newer Entry201505-3

Older Entry201505-2

 

Comments

Leave a comment







2
3
4
5
6
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
> < 10