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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

In The Brink of an Eye / Sam Yahel

In the Brink of an Eye

Sam Yahel (org)
Peter Bernstein (g)
Brian Blade (ds)
Recorded April 18, 1999 86043-2(NAXOS)

最近は、piano Trioやサイドメンとしてpianoでの参加など、organ離れともとれる行動を
とり、organist Sam Yahelに期待している私をイライラさせてくれる彼だが、本作は、
サイドメンとして安定感抜群のPeter Bernstein(g)と才人Brian Blade(ds)を従えての好内容
の一枚である。
しかしながら、私にとっては、上質のorgan Trio盤という評価とは裏腹に同時に物足りなさ
をおぼえる一枚でもある。それは、Yahelが本来持っている先進性がちょっと希薄に感じる
からなのだ。まあ、ほんのちょっとしたところなのだが。
もっとも、それは私が期待と希望をこめて彼の中に潜む先進性を過大に評価していることも
原因で、これが彼の本来の姿であると言えないこともないのだが。
もっと冒険をしてほしい、それがなければ進化は無いとも思ってもしまうのだ。

本作では、先輩格である保守派のPeter Bernstein(g)が入っており、彼の感性の質に合わせた
内容となったと見るのが妥当なところであろうか。Bernsteinは、確かに良いguitaristでは
あるが、Yahelよりは、main stream寄りのノーマルな感性であり、感性の質としては、明ら
かにYahelとは異質だ。
Bernsteinは、同じorganのLarry Goldingsとも共演が多く、本盤ほどではないが、同様の
違和感をおぼえる。
異質同士の共演の場合、それがぶつかり合って、新たな創造へとつながる場合もあるが、互い
の良いところを打ち消しあったり、あるいは一方に合わせてしまったりと結果は様々だ。
本盤もこの一方に合わせてしまったというケースには、あてはまらないだろうか。
まあ結局、その合わせてしまわなければならなかったということも含めて、それがmusician
の能力でもあるのだろうけどね。(苦笑)

McCoy Tynerの曲T2「Inception」において、Yahelの持つ先進性の片鱗をちょっとだけ
見せてもらっただけでもよしとせねばなるまい。
同メンバーによる97年録音の前作 "Trio (Criss Cross 1158)" も同様の印象だが好内容。

余談ではありますが、ここで参加のBrian Bladeに関しては、2年半ほど前に生を見る機会に
恵まれましたが、次元が違うとも思えるドラミングを見せつけられ、驚いた経験があります。
過去多くのdrummerに生で出会いましたが、その中でもトップクラスであることは間違い
ないでしょう。
また、ピアニストSam Yahelも生で体験しており、確かにピアニストとしてもおもしろいもの
を持っていると感じるところはあるのですが、慢性的人材不足に悩むマイナーなOrgan界に
あっては、貴重な感性、個人的にはOrganに専念してもらいたいと切に願うしだいでありま
す。頼むよ!

Trio.jpg

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Sam Yahel
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