前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Jesse Van Ruller / Phantom

 phantom-2.jpg

Jesse Van Ruller (eg)
Clemens Van Der Feen (b)
Joost Van Schaik (ds)

Recorded in Electric Monkey Studio in Amsterdam, Netherlands on November 18, 2014
FNCJ-5560 (55 Records) 2015

1. Jinrikisha
2. A Shade of Jade
3. Black Narcissus
4. Punjab
5. Isotope
6. La Mesha
7. Tetragon
8. Serenity
9. Inner Urge

Jesse Van Ruller(B1972)が95年のモンクコンペで優勝し華々しいデビューを飾ったのはまだ記憶に新しいが、振り返れば20年の時が流れ、Jesseも
今年で43才ということになる。このコンペで審査を担当したのがJim Hall, Pat Martino, John Scofield, Pat Methenyという蒼々たる顔ぶれ、全員
一致の断トツのウィナーだったこともよく覚えている。
そのスピード感に溢れた正確無比の技術と完成されたスタイルは、一方では未来に向かって変化の余地があるのかといった興味を持ってずっと見て来た
ギタリストでもあった。前に進むその過程も音楽に求める楽しみとしている私としては、その後のどう歩むかも気になるところでもあった。
そんなことで、ごまかしのきかないトリオ作としておよそ10年強ぶりということで、期待してのゲットというよりは、そんな思いで見ていた彼の今現在の
状況を知りたいといった思いでのゲットである。

内容は、1曲のみKenny Dorham曲(M6)が入るが、他は全て敬愛するJoe Hendersonの手による曲で固めている。
同じ 55Records からの2011年の参加作 "Wheels & Wires" では参加作ながら自身のトリオと思えるほど、前面に出て、それまでの Jesse のギター
とは、違った響きも感じさせていたこともあり、進むべき方向の模索といったことも思わせ、その後の変化にも関心とともに期待もしていたのだが、
本リーダー作では、基本4ビートをきっちりキープして、その語り口にも20年前のデビュー当時と大きな変化は見られない。
その完成されたスタイルを崩してまで新しい世界を求めていこうというような大それた考えは無いようで、その点では10年後、そして20年後の彼の音楽
もある程度イメージできてしまい、先のわからない予測不可能のものを追うところに楽しみを見い出す私としては、いささか残念ではあるのだが、
その堅くいくのが彼の流儀、その堅く生きた結果を見守ることにしよう。
ただ、リスクを顧みず冒険、チャレンジという道を選択してほしかったとの思いは残る。
まあ、私的にはそうした不満はあるものの、Jesse やはりやたらうまいです。この鮮やかなテクニックもトレーニングによってというよりは、天性のもの
が無ければ到達できないレベル。本作も私のようにひねた考えの持ち主でなく、素直な感性の持ち主であれば満足の内容となっているのではないでしょうか。
つまるところ、どこに楽しみを見出すかは十人十色、それぞれそこの価値観にこだわらなければ道楽にはならないということか。

JAZZ-guitar 136
Jesse Van Ruller
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Comments

Edit
Jさん、コメントありがとうございます。
タイミングよく同じ日に同じアルバムのレビュー。
気が会いますな。
ところでコメントがこのジェシ盤の記事じゃ無くて前日のTシャツ記事についてましたよ。
ですから返信もそこに書いてます。
EditRe: タイトルなし
Gさん どうも

> ところでコメントがこのジェシ盤の記事じゃ無くて前日のTシャツ記事についてましたよ。

いんやあ〜、まちがってもうた〜、失礼!

私も、何だかんだ言っても
結局、こういうのは気持ち良く聴ける盤として
聴く機会も多いんですけどね。

次作もきっと買うでしょう!

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