前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

James Muller / Neurotica

  James Muller (g)
  Sean Wayland (keyboards - 4,5)
  Desmond White (b)
  Alex Boneham (b - 4.9)
  Ben Vanderwal (ds)

  Cluster-J Records (2015)

  1. K.L.M.
  2. Aquium
  3. Neurotica
                     4. Trane Plus Molly Equals Countdown
                     5. Dogs in Calcutta
                     6. Tina's Tune
                     7. The Moon and You
                     8. Neurotica II
                     9. Mitch

James Muller(B1974)はオーストラリア出身、キャリア豊富でハイテクの持ち主というギタリストだが、リーダー作は少なく2005年のトリオ作 "Kaboom"
以来10年ぶりの新作。本作では、オーストラリア出身で盟友とも言えるマルチキーボーダーのSean Waylandが2曲でゲスト参加しているが、他の7曲はミニ
マルなトリオで勝負という内容になっている。

参加作ではちょいちょいチェックはしていたものの、久しぶりの自分の色も出やすいリーダー作ということで期待も高まります。
一聴して、彼の特徴でありスタイルでもあるスピーディーなキレ味を感じさせるギターワークは相変わらずなのだが、感性面では10年前のリーダー作から
その10年分を感じさせるほど大きく前に進んできていないとの印象も持つ。
元々才能豊かなギタリストとして、その進化の過程も楽しみとしていただけに、その点では多少のもの足りなさも感じるのだが、無になって聴けば、コン
テンポラリー系ギタリストの一作品としては、まずまずの内容にはなっているのではないだろうか。
オーストラリア出身という出自が多分に影響しているのかもしれないが、明快で見通しの良さといった質感が彼のギターでもあり、その点では普段耳にする
ことも多いNYブルックリン系のコンポラ系ギタリストの感性とは異質であり、それが新鮮に耳に入ってくる要因にもなっているという部分もあるのだが、
その「わかりやすい」とも言えるテイストは長所でもあり、ともすると音楽の深みという点で欠点にもなりうる部分とも私的には感じている。
私的には、たまには解析不能の怪しげなフレーズの一つもぶち込んでくるぐらいのところでもあれば好感度もよりUPするというものだが、まあそれが彼の
個性でもあり長所と受け止めた方が良いのだろう。

振り返ってみれば、過去の参加作なども共演者は、やはり地元オーストラリアつながりと思えるものが多く、その点では自身の感性に刺激を与え新たな道が
拓けるきっかけともなる存在に遭遇する機会も少なく、まだ眠ったままの部分も多く残しているとの印象もあるギタリストだ。
過去参加作などからも、共演者の感性によっては、使い分ける引き出しの豊富さも感じるものもあり、本作でもその余力を感じさせるといったあたりから、
今後、出会う刺激によっては、可能性もと思わせるギタリストだ。
そのためにも、そこを強く意識した自身の活動が不可欠だと思う。好きなギタリストでもあり期待したい。

             

JAZZ-guitar 135
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Comments

Edit
おっ、これ聴きたいなぁー!
EditRe: タイトルなし
Gさん どうも

ハイテクでスッキリ、わかりやすいというギタリスト
ですが、けっこう好きで聴く機会も多いです。

本作は、CDで入手できる機会をずっと待っていたんですが、
待ちきれずにDLでゲットしてしまいました。
現在、CDは国外からしか入手できないようです。

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