前向きに Jazz!

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Category: sax (第2期)  

Dayna Stephens / New Day - The Emeryville Sessions Vol.3

  Dayna Stephens (ts)
  Joe Cohn (g - 1, 3, 5, 6, 9)
  Sam Dickey (g - 2, 4, 7, 8)
  Joe Bagg (org - 1, 3, 5, 6, 9))
  Wil Blades (org - 2, 4, 7, 8))
  Akira Tana (ds)

  Recorded September 17, 2007 and October 18, 2011, CA
  VEGA00003 (VEGA MUSIC)

  1. Grapes
                     2. Wil's Way
                     3. Blue in Green
                     4. New Day
                     5. Sugar
                     6. The 101
                     7. Bugues Life
                     8. Green Dolphin Street
                     9. You Stepped Out of a Dream

テナー奏者 Dayna Stephens(B1978)の作には、オルガン絡みのものがいくつかある。ピアニスト Gerald Claytonが参加した"I'll Take My Chances"
でもClaytonがめずらしく一部でオルガンを弾いたりしており、Stephens自身、オルガンとの相性の良さも感じているところもあるのだろうか。
本作は、低知名度ながら好きなオルガニスト Joe Bgg参加が魅力だった盤。前にも書いたような気もするがBaggはこれまで、旬の存在とも言えるような
ミュージシャンとの共演が少なく、それがために力はあるが低知名度といった現在の状況につながっているようにも思う。なので、ブレイク前といった時期
の録音とは言え、 Dayna Stephensという今現在の若手テナー注目株とも言える存在との共演といった状況はめずらしく、その点でも私的注目盤となって
いた。

内容は、レーベル関係者私邸でのセッションを記録したものらしく、リラックスした中でストレートにプレイしたといった印象のものがほとんど。
そういった状況そして時期的なものもあるのか、Stephensのプレイは、今現在の彼と比べてしまうとややもの足りないものもあり、普通の人といった
印象も持つ。その辺は、この参加ギタリストのコンセプト、カラーといったところも多分に関係しているようにも思え、目指す音楽の方向性の違いから、
それが全体として前に進むことそして創り出すことへの覇気にやや欠けたといった悪い方が出てしまっているようにも思える。
先進性あるコンセプトを持ったギタリストが入ることにより、音楽もだいぶ変わるとも思えるが、状況から彼ら自身、リラックスの中で楽しむといった質の
音楽になっているのだろうか。Stephensのプレイは、しなやかさもあり決して悪いというものでもないのだが、たとえこの時期のそういった状況のプレイ
ではあっても先につながる何か光るものがといったものも正直期待していただけに、Stephensの力量を考えるとその点ちょっともの足りないものが残る。

さて、本作のバックを務めるドラムスのAkira Tanaは通してだが、録音日の関係でオルガンとギターのコンビに2パターンあり、Joe Baggのオルガンは
もちろんだが、若手オルガニスト Wil Blades が参加ししているのも興味をひく。
Baggのオルガンは、いつも通り安定した巧さを見せている。前述の通り、Baggは旬の存在との共演に恵まれていない、それがためにいいオルガニストで
あることはわかっているのだが、共演者から引き出されるという部分でその潜んでいる能力を図りかねていたところもあり、その意味でこのStephens
との共演には期待していたものもあったのだが、本作でのStephensは、Baggから新たなものを引き出す刺激にはなっていないのが残念だった。
そんな状況ながら、終始、一定の高い質を保ったプレイをするJoe Baggというオルガニストの性格みたいなものも見えるような気がするが、常に安定して
平均点をクリアーするようなプレイを私的には望んでいるわけではなく、たまには自身の最高到達点を超えるようなドデカイ一発、そこに挑む姿勢を見せて
ほしい。そのためにも刺激剤となる共演者との出会いは不可欠だ。

Wil Blades は、まずまずのプレイはしているが、本作時点ではまだ図りかねるといったところ、若手コンテンポラリー系オルガニストとして、今後どう
変化していくのか、見守りたい。

JAZZ-sax 64
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