前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: vocal  

Diana Krall / Wallflower

  Diana Krall (vo, p)
  David Foster (key, p, Orchestra Arranged)
  William Ross (Orchestra Arranged)
  etc.

  Recorded 2014, Santa Monica, CA
  Verve 3786685

  01. California Dreamin' / The Mamas & Papas 1965
  02. Desperado Piano / Linda Ronstadt 1973
  03. Superstar / Delaney & Bonnie 1969
                     04. Alone Again (Naturally) / Gilbert O'Sullivan 1972
                     05. Wallflower / Bob Dylan1 971
                     06. If I Take You Home Tonight / Paul McCartney
                     07. I Can't Tell You Why / The Eagles 1979
                     08. Sorry Seems To Be The Hardest Word / Elton John 1976
                     09. Operator (That's Not The Way It Feels) / Jim Croce 1972
                     10. I'm Not In Love / 10cc 1975
                     11. Feels Like Home feat. Bryan Adams / Bonnie Raitt 1995
                     12. Don't Dream It's Over / Crowded House 1986

デビュー当時からずっと追っていたDiana Krall(B1964)でしたが、エルヴィス・コステロとの結婚後の作 "Girl in the Other Room(2004)" あたりから
それまでとは何かが変わり、音楽の魅力が薄れたと感じるところもあり、アルバムには手を出さなくなってしまっていた。それでもそれまでのアルバムは
時折聴くこともあり、やはり稀な才能、数少ない大好きなVocalistであることに変わりはない。
そんなこともあり、とんとご無沙汰していたDianaですが、久しぶりに現在の状況も知りたくチェックすべく本作ゲットの予定もしていたら、発売延期も
ありのびのびになってしまっていた。
年の初めには、特に予習というわけでもないが、デビュー作そして出発点とも言える "Stepping Out" なども聴いたりして、準備万端整えては久しぶりの
再会に向けテンションをキープしていた。

内容はほとんど、Diana自身がおそらく聴いて育ったと思われる思い出のポップスをカバーしたもので、オーケストラアレンジを David Foster と
William Ross が担当しているというもの。
曲については、私としては当時、違うフィールドにいたとはいっても、多くが耳にしたことがあるという内容だが、特に入れ込んだという曲は無い。

さて、一聴してみれば、歌の魅力はハンパなく、さすがと思わせるものもあり、前述の "Girl in the Other Room" あたりで感じられた負の印象はあまり
感じられなくなっている。曲の魅力を自分の感性を通し増幅して引き出してしまうこの能力は天性のものなのだろう。
でも、う〜むといった感じ!何か大事なものが足りない感じがしてしまう。
これって、ほんとうにDiana自身が100%納得した結果としての形なんだろうか?そんな疑問もわく。
私的には、元来が雑食性でありJazz度が薄いとか濃いとか、その辺は求めない、ただただ音楽として魅力的であればそれで良いのだが、いい仕上がりで、
それなりに楽しめる音楽となっているとも思え、おそらく多くの人に受け入れられては、売れるアルバムにもなるのだろう..........とも思えるのだが...........
私的に彼女の音楽の魅力は、「男前」とも言えるような低め、太めのハスキーぎみの声質をもって思うがままに歌い、そして弾き、強引に引っ張る姐御肌の
テイスト、そしてそれらとは真逆の女性らしい繊細なテイストとが同居しているというレンジの広い天性の表現力といったあたり。
本作では、あくまで敷かれたレールの上という条件ながら彼女の天性の歌の巧さもあって、上質の音楽にはなっているのだが、それが彼女の感性で思うが
ままに歌い、弾いた結果とはどうも思えないだけに、納得できない、すっきりしないものが残ってしまう。
音楽というのは、その音づくりの姿勢みたいなものが最終的に音になったとき、おどろくほど正直に表れるもの、つくり手の目的としているものが自分の
求めているものとズレがあれば、心から受け入れられる音楽とはならない。
レーベルそしてDavid Fosterの考えや思いとDianaの思いは一致しているのだろうか?アルバム名義人であるDianaの創りだしたと言えるものなのか?
もっともDiana自身が、過程、結果を含めてこれで良しと納得、満足しているのであれば、何ともしょうがない、きっぱり見切りをつけるしかないのだが.....
リスナーの私としては、彼女自身が求める音楽、そして納得できるやり方で勝負したものを聴きたいだけなのだ。そこに余計な味付けなどは要らない、
ただ Diana Krall の音楽をフィルター抜きでストレートに聴きたい、というのがリスナーの思い。どうも本作はそんなリスナーの思いには、正面から応えて
くれなかったようだ。
現況チェックの意味もあっての本作ゲットだったがDianaの本心がいまいち読めない、次も聴いてみないと判断不可という何ともはっきりしない展開に
なっちまったようだ!

JAZZ-vocal 48
Diana Krall
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Comments

Edit
偶然、昨日ボブ・ディランやこれのアナログ盤を知り合いのところで聴きました。内容はトモカク、売れるので(売るので--;)録音~マスタリングまで凄く予算をかけているそうです。
(J worksさんのログでは、珍しい盤ですね^^;;)
EditRe: タイトルなし
kuramaeさん コメントどうも

> 録音~マスタリングまで凄く予算をかけているそうです。

確かにそんな音してますね。ゴージャスです。
きっと売れるんでしょうね。
そんな表情をした音楽になってます。
そういった意味では、つくり手の狙い通り、
いいシゴトをしたということになるのかもしれませんが..............
別の面から見れば................?

製作サイド目線からすると、本件だけ見れば、
プロジェクトも成功したと言えるのかもしれませんが、
長い目で見れば、少数派のファンを無視してしまったのは、
それが根強いものがあるだけに、
今後、重い意味を持ってくるような気がしてます。

> (J worksさんのログでは、珍しい盤ですね^^;;)

へへへへ............まあ、副業みたいなもんです。

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