前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Plymouth

 Plymouth-2.jpg

Jamie Saft (p, organs)
Joe Morris (eg)
Marry Halvorson (eg)
Chris Lightcap (eb)
Gerald Cleaver (ds)

RNR040 (RareNoise) 2014

1. Manomet
2. Plimouth
3. Standish

これまで各種キーボードを扱うミュージシャンとしてのみならず、プロデュース、エンジニア............などマルチタレントと言ってもいいような活動をして
きているJamie Saft の新作。
ジャケット表には "Plymouth" の表記しかないので、これがタイトルであると同時にグループ名といった扱いになっているのか? 情報なく判断できません。
既に記事歴のある同じRare Noiseレーベルの "The New Standard(RNR041)" とは一つ若いCD No.になっているので、ほぼ同時期のものと思われる
が、メンバーからイメージできるように、こちらはフリー色濃厚な内容となっており、"The New Standard(RNR041)" の比較的ストレート感もある
プレイを考えると、ほぼ同時期にこれだけ表情の違う音楽をこなすというのも何ともSaftらしいマルチなものが感じられる。
本作でSaftが担当しているのはピアノとオルガンなのだが、ピアノは曲のスタートあるいはエンディングあたりのテーマらしき部分で使われ、主要部分では、
オルガン主体のプレイになっているので、本記事もカテゴリー "オルガン" の記事といたします。

なかなかの曲者揃いの本作ですが、収録は3曲のみ、いずれも約20分、13分、28分という長尺曲は、テーマらしき、その後の展開のきっかけとも言える
ような部分の後は集団即興演奏といった感じで、混沌として、迷路にでもはまり込んでしまい息詰まるような展開が続く。
互いの発する音を刺激、きっかけとして新たな流れが生まれ、音楽の表情も刻々と変化していくという展開は、緊張を強いられるとともに重い。
そんなシリアスな展開が持続する本作だが、3曲目後半あたりから、その混沌から抜け出すようにSaftのオルガンがフルスロットルで怒涛の展開を見せる。
こんなヘヴィーなSaftのオルガンを聴いたのも本作が初めてとなるが、思えば 15年程前、Saftのオルガンに初めて出会った
"Bobby Previte's Latin for Travelers / My Man in Sydney" の頃のオルガンと比べると変化、そして進化により彼の音楽も時の流れとともに
確実にStep Upしてきていると感じられるのは、感慨深いものがある。
神経質そうでクセのあるプレイを見せる Marry Halvorson のギターは、そのメガネのルックスと妙に重なってしまうw、おもしろいキャラクターだ。

Jazzの歴史においては、常にその他の楽器という位置づけにあり、他楽器に比べプレーヤー自体の絶対数も少なく、Jazz全体を考えた場合、その流れに
変化をもたらすようなイノベーターといった人材も出にくい状況もあったわけですが、そういった意味では、こういった感性を持ち、フリー寄りのプレイ
もこなすオルガニストは少ないだけに、貴重な存在だ。後に残る何らかの成果をぜひ残してほしいものである。

JAZZ-organ 168
Plymouth
スポンサーサイト

Newer EntryChris Lightcap / Lay-Up

Older EntryJermaine Landsberger / Gettin' Blazed

 

Comments

Leave a comment







1
2
3
5
6
8
9
10
11
13
15
16
17
18
20
21
23
24
25
27
28
29
30
> < 04