前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: vocal  

Sanem Kalfa / Nehir

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Sanem Kalfa (voice)
Kaja Draksler (piano)
George Dumitriu (guitar)
Mattia Magatelli (bass)
Kristijan Krajncan (drums)

ZR1412002 (ZENNEZ) 2014

1. STORM  2. NEHIR  3. LAYKLA  4. CEMBERIMDE GUL OYA  5. COME RAIN OR COME SHINE  6. BLU SKIES  7. YOU BETTER GO NOW
8. UNBALANCED  9. CANTO DE OSSANHA  10. PRAYER FOR THE PEOPLE  11. VIRA  12. SOMETHING MORE ABOUT IT  13. GIRIZGAH

Sanem Kalfa は、トルコ出身。
チェリストとしての経験もあったらしいが、Jazzへの傾倒もあり、2010年モントルー・ジャズ/ヴォイス・コンペでのウィナーの受賞歴がある。

1曲目からトルコ出身という出自がそのまま色濃く出ており、欧州を感じさせるリリシズムと哀愁漂う中東的メロディーラインとが入り組んで、独特の世界
を創り出している。
伸びのある高音域に特徴のある彼女の声質で、かなりスキャットを多用するのが彼女のヴォーカルスタイルのようだ。技術面でもかなりハイ・レベルのもの
を感じさせるものがあるのだが、それが音楽に技巧的といった匂いを感じさせないのは、彼女の音楽的懐の深さゆえなのだろうか。
スタンダードでの解釈なども彼女の感性による新鮮な表現には非凡なものを感じる。
伝統に必要以上に縛られることなく、新世代のヴォーカリストとして新しい形を創り出してほしい、期待したい。

今回、私的には他にも収穫があった。
このバックを支えるメンバーが非常に良い。本作における彼らの貢献度は高い。東欧圏出身者が多く、トルコ出身のKalfaの感性との相性あるいは共感でき
るといったものもあったのだろう。米国ミュージシャンとの共演では、また異質の音楽になっていたのではないだろうか。
特にスロヴェニアの女性ピアニスト Kaja Draksler そしてルーマニアのギタリスト George Dumitriu の感性には、惹き付けられるものが随所にあった。
感性面、技術面いずれもハイレベル、そして何よりも音創りの面で前向きなものが感じられるところに先の広がりも思わせるところが良い。
今まで出会ったことのない感性を求める私にとっては、こういった新しい出会いが何よりの収穫なのだ。

JAZZ-vocal 47
Sanem Kalfa
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