前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: vocal  

Diana Krall / Stepping Out

  Diana Krall (voc, p)
  John Clayton (b)
  Jeff Hamilton (ds)

  Recorded by Ian Terry at Kingsound Studios in North Hollywood, CA, October 18-19, 1992.
  GRD-9825 (GRP) 1993

  01. This Can't be Love
  02. Straighten Up and Fly Right
  03. Between the Devil and the Deep Blue Sea
  04. I'm Just a Lucky So and So
                     05. Body and Soul
                     06. 42nd Street
                     07. Do Nothin' Till You Hear from Me
                     08. Big Foot
                     09. Frim Fram Sauce
                     10. Jimmie
                     11. As Long as I Live

まもなく、新作 "Wallflower" のリリースが予定されているDiana Krallですが、エルヴィス・コステロとの結婚後、どうも歌の魅力が薄れてしまったと
感じるところもあり、それまで全作聴いていたDianaでしたが、とんとご無沙汰してしまっていた。
年の初めに思い出したようにDiana Krall(B1964)の原点とも言えるデビュー作を引っ張り出してみた。

彼女は、カナダのブリティッシュコロンビア州のナナイモの出身、位置的には、ジョージア海峡を挟んで対岸にはバンクーバーそして米国との国境を挟んだ
先が、ちょうどシアトルといったあたり、幼い頃に家族でバンクーバーに転居してからバークリーに入学するまでは、そこが生活の拠点となっていたようだ。
バークリー卒業後、西海岸のロサンゼルルスでの活動を経て90年にニューヨークへ転居、そして93年の本デビュー作につながっている。

本作を初めて聴いた頃、それがジャケットの印象に通じるようなものがあり、いいのか悪いのかわからないが、内容のよく出たジャケットなどと思えたもの
だった。後のDianaのジャケットに徐々に表れてくるような洗練感は全くと言っていいほど無く、まさに荒削りだが Jazzフィーリングの塊みたいなシーン
に登場してきた頃の状況が、そのまま見えてくるような一種の素朴さも漂うジャケ写である。

そんな原石を思わせるような本作ですが、そこに感じる可能性の大きさが、やはりDiana Krallのデビューアルバムであることを強く感じる一枚と言える
でしょうか。
極部分的だが彼女のピアノに同じカナダの大先輩オスカー・ピーターソンを感じる部分もあるのは、何か感慨深いものもある。
シーンに出て来た当初の勢いとともに彼女の原点も見えてくるようなアルバム、そして大きな可能性も感じさせてくれた一作。
Dianaには、今一度この頃を思い出してほしい。
新作は、豪華アレンジで歌うポップソング集といった内容らしい。この「豪華」といったテイストがどうもひっかかる。手が伸びるか微妙だなぁ。

JAZZ-vocal 46
Diana Krall
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Comments

Edit
J-worksさん、こんにちは。

私は、彼女のデビュー時代からずっと追いかけてきましたが、やはり ”The Girl In The Other Room”あたりから何か違うなっていう感じを受けてきました。

自分を変えたい、新しい分野に挑戦したいという気持ちがわからないでもありませんが、だんだんジャケットの趣向も変化してゆき、彼女の姉御的なおおらかさから、いまではセクシー路線をまっしぐらのようなジャケットに成り果て、これが変化なの、なんだかなっていう感じです。

とても好きなヴォーカリスト、ピアニストだったので少し私的にその変化にがっかりしましたが、これからの彼女がまたどう変化していくのか、気になるところですね。
EditRe: タイトルなし
結婚後のDianaに関して、まん丸さんも私も
同じような印象を持っているようですね。

思うがままに歌って弾いて、ある種、姉御肌的テイストに
魅力がありましたが、ある時期からその「思うがままに」という
部分が薄れてきてしまったようにも感じてます。
ビッグになり商売の材料として、周りが放っておけないほど
の存在になってしまい、彼女自身が自分の思ったような
アルバムリリースができていないとも感じてます。

また、結婚後の心境の変化といったあたりも関係しているので
しょうか?
よく言われることですが、幸せな状況に置かれると
歌い手としての魅力が薄れるといったことがDianaにも
あてはまるのか?

まあ、その辺はともかくとして、結婚したあたりから
単純に聴いておもしろくなくなったと感じている人は
ことのほか多いというのが事実のようです。

50才を超えたところ、Jazz Vocalistとして存在感を保ったまま
フィニッシュまでいけるのか、このまま存在感が薄れていくのか、
岐路にきているようにも思います。

そろそろ新作もチェックしてみたいと思っていたところですが、
なぜか素直に手が伸びません。
どうしようかと思っているところです。
そんな迷わせるあたりが、そもそも昔のDianaとは違うんでしょうかね?
カナダ出身のヴォーカリストとして特別な思いもおありでしょう、
何とか、輝きを取り戻してほしいですね。

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