前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

2014年 今年出会った極私的この1枚

この企画は、毎年その年に出会った新譜の中から特に印象に残った1枚を紹介する記事として「〜年極私的この1枚」というタイトルにしていたのだが、
実際に聴いているのは、新譜ばかりではなく、気になる対照に出会ったら過去にさかのぼり徹底して過去を洗うといった作業も多く、そんな中から
今後の自分の流れを変えるような極めて重要な出会いをすることもしばしばある。
日々、今まで出会ったことのない新しい音を求めれば、自分の感性もそれらからの感化により時の流れとともに変化、進化してゆくのは自然の流れである。
従って、過去に自分の感性が反応しなかった音に、後に反応を見せる場合もあることを度々経験してきていることを考えれば、過去に素通りしてきて
しまった中に、今後の自分にとって極めて重い意味を持つものも潜んでいることの多さを思い知らされる。膨大な量の音源があることを考えれば、その中で
自分にとって大事なものを見過ごしてしまう場合もあるのは、仕方ないことなのかもしれないのだが、やはり新譜聴きを基本としながらも、同様に過去盤にも
目を向けなければ片手落ちになってしまうとも考えている。
ということで、この企画もその対照を広め、新譜という狭い枠にとらわれず、広く過去盤も含め「今年出会った」ということばを追加してタイトルとする
のが適切と考えたしだい。

Aphotic.jpg
  Bryan Baker / Aphotic

  Bryan Baker (g, composer)
  Aaron Henry (sax, composer-09)
  Bryan Ladd (b)
  Nick Falk (ds)

  Released 16 May 2005


そんなわけで、今年はこの1枚。私的には、何にも増してインパクトがあった。
ギタリストBryan Bakerに初めて出会ったのは、昨年はじめ頃、オルガンのBrian Charette絡みで探っていたYouTubeの動画、それ以来、ちょっと
気になるギタリストとしてCDを入手すべく捜してみたのだが、国内には入ってきてなかったこともあり、のびのびになってしまったのだが、その後、流通
に改善の兆しも無く、今年に入って間もなく、やむを得ずまとめて本国からの取り寄せに至った。
本作は、Bakerにとってはデビュー作となるのだが、天才肌ゆえなのか、我々凡人とは見ている方向が全く違うといったこともあり、本作以降の作品に
関しては、音楽の方向性に読み取れない部分もある。本人も小さな枠にとらわれることなく、自身の可能性を探っているといったところなのかもしれない。
本作もまことにBakerらしくCD-R仕様ということで、流通状態も極めて悪いといったシロモノなのだが、その内容には驚く。肌を刺してくるほどの刺激も
伴いつつダークで特異な空間を演出するBryan Bakerというギタリストの可能性に溢れたデビュー作。
リリース当時、その存在に気づかず通り過ごしてきてしまったことが悔やまれる。本作以降、終わりのない長い旅に出てしまった感もあるBakerだが、
そろそろ、その旅の成果を出さなければならない時期だ。

記事は → こちら

その他の記事 → Black Baptista/Thread The Needle
         The Lacuna Variations
         This Morning Day

JAZZ guitar 128
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