前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Randy johnston / People Music

  Randy Johnston (g, voc-3, 6)
  Pat Bianchi (Hammond organ)
  Carmen Intorre, Jr. (ds)

  Recorded at Tedesco Studios, Paramus, NJ
  Random Act Records 2011

  1. Garden State
  2. Nostalgia for What Never Was
  3. Parchman Farm
                     4. Chavez
                     5. Everyday Heroes
                     6. Trouble
                     7. Humpty Dumpty
                     8. Passing By
                     9. Cold Duck Time

Randy johnstonは、今現在自分が求める方向性のギタリストではないのだが、オルガニストとして参加しているPat Bianchiの状況を少しでも掴むべく
ゲットとなったしだい。したがってカテゴリー "オルガン" の記事といたします。

Pat Bianchi(B1976)は、バークリー出身のオルガニスト。流れの先端で新しい流れを作っていく、開拓していくといったタイプではないにせよ、時には
モーダルなプレイも見せるなど、前世紀のオルガンの主流とは違った21世紀のオルガンの中流を行く感性として、一時期からその成長を期待し、完全追尾
モードでずっと見守ってきたのですが、なかなか期待するような方向には変化を見せてくれず、ちょっとその期待も薄くなってきた感があるというのが現状
です。そんな中、ちょっとだけ前の参加作ですが未聴の盤だったのでチェックしてみました。

音楽の方は、予測はしていましたが、やはり前世紀の流れを強く感じる内容。Randyのギターはウェス直系などとよく言われてますが、そういったブルー
ジーなJazzギター伝統のテイストを基本に感じるものの、本作は過去の一時期のホワイトブルース臭のようなものも漂い、かなり雑味が感じられるなど、
過去にそこを通り過ぎてきた今現在の自分の感性にはしっくりこないものも残ります。
ただ技術面に関しては、レベルが高く、この種のテイストが好きな方には、それなりの内容となっているのではないだろうか。

さて、お目当てのBianchiですが、この音楽の中で、どうなんでしょうかねぇ。
ミュージシャンも大きく分けると、どんな環境でも自分の色を強く出していくタイプとその環境に合わせてしまうタイプといますが、本作でのBianchiは
後者の方で、完全にこの音楽の中に馴染んでしまっており、一時期彼のオルガンに感じられた先進感といった大げさなものでもないのだが、今現在の空気感
といったものが希薄になってしまっており、大きな目で見れば時代の流れとともにわずかだが前に進んでいる流れの中で、その音楽は変化を見せていない分、
後退してしまっているとも感じられるのは、期待感を持って見て来たオルガニストだけにもったいない気がする。きっかけさえ掴めば花開けるいい感性を
持っていながらつぼみのままという状況が何とも歯痒い。進む方向に疑問ありとも思うが、何分本人のことなのでどうにもならない。
振り返ってみれば、けっこうユルい環境の中で活動してきている。当然、出会いのタイミングやら、いろいろとしがらみなどもあるのだろうが、自分より
先を行く感性との共演により、自分から引き出されるもの、共演者から得るものなども多い、そのためにも自分から厳しい環境を求めていく姿勢は不可欠だ。
師匠格 DeFrancesco と同じような道を歩んでしまっているのも気になる。ついついイージーな方向へ走ってしまう姿勢までマネする必要はない。
年令的には40手前、若手と思っていたらもう中堅といっていい年代、この辺で悪い流れを断ち切る強い意志を見せないと手遅れになってしまう。

Pat Bianchi関連記事は → こちらから

JAZZ-organ 166
Randy Johnston
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