前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Jacob Young / This is You

this is you  Jacob Young (g)
  Larry Goldings (p, org)
  Per Oddvar Johansen (ds except on #8)
  Terje Gewelt (b - 1, 3, 4, 6, 7)
  Bendik Hofseth (ss - 1, 2, 6)
  Nils Petter Mollver (tp - 1, 5)

  Recorded at Rainbow Studios, Oslo 1994
  NOR-CD9513 (1995)

                    1. Wake-Up Call
                    2. This is You
                    3. Print
                    4. Zingaro (retrato em branco e preto)
                    5. The Juggler
                    6. Flatpoint Avenue
                    7. A Day in May
                    8. Where are You
                    9. Why Do You Ask Me That?

近年、グループ "Interstatic" でのJacob Youngを聴くことも多かったが、どうもその方向性にしっくりこないものも感じていたこともあり、もう10年以上
は聴いてなかった彼のデビュー作、原点を確かめるといった大げさなことでもないのだが、あらためてその初期の状況を知りたく、久しぶりに引っ張り出し
てみた。

1970年ノルウェー リレハンメル生まれの彼がJazzと出会ったのは、米国人の父親を通じてらしい。オスロ大学で音楽を学んだのち、奨学金を得て
ニューヨークへ渡り、Jim Hall, John Abercrombieなどの指導を受けている。
本作は、そんな彼が米国から帰国間もない頃の録音で、NY時代の仲間 Larry Goldings が全面参加している。
9曲中7曲がYoungのオリジナル、そしてデビュー盤としてはなかなか豪華なメンバーが揃っている。

当時聴いた印象は、そのまま蘇ってきた感じだ。サウンドとしては、もちろん今のコンテンポラリーとは違い、当時としてのコンテンポラリーということだが、
Nils Petter Mollverのミュートをかけたtpの響きなど、その全体のサウンドには当時の空気感が漂う。
そして、何よりも本作で相性の良さを見せ存在感を出しているのがGoldings、繊細で温かいタッチで丹念にメロディーを紡いでいくYoungの感性をよく知り、
それを引き出すべく寄り添うGoldingsの柔らかいタッチが光る。
M4のジョビン曲、軽いBosaのリズムに乗って哀愁漂う柔らかく温かいYoungのギターが歌い、続くGoldingsのピアノが絶妙のタッチを見せる。
M7、Youngがテーマを丹念に歌い、続くGeweltが哀感たっぷりのベースで盛り上げるだけ盛り上げてピークで出てくるGoldingsのオルガンがハイライト
をつくり..............とこのあたりが本作の核とも言える曲なのだが、Youngは、いずれも曲のハイライトとも言える部分でリーダーである自分ではなくGoldings
にハイライトを当てている。こんなところにも一ギタリストというよりも、全体を見てのコンポーズ面を重視する姿勢が見えるように思う。

本作後、今世紀に入ってからのECMにおける諸作、近年のInterstaticのオルガントリオでの諸作など全く違った顔を見せているYoungだが、年令的にも
前に進む意欲を持つならば、まだまだ変われるはず、そこに期待したい。

JAZZ-guitar 127
Jacob Young
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