前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Jutta Hipp / With Zoot Sims

Jutta Hipp  Jutta Hipp (p)
  Zoot Sims (ts)
  Jerry Lloyd (tp)
  Ahmed Abdul-malik (b)
  Ed Thigpen (ds)

  Recorded July 28, 1956, NY
  CDP8524392 (Blue Note)

  1. Just Blues
                    2. Violets for Your Furs
                    3. Down Home
                    4. Almost Like Being in Love
                    5. Wee Dot
                    6. Too Close for Comfort

90年代に入り、”Stan Gets / People Time” との出会いをきっかけとして、しばらく離れていた tenor sax と再びつき合うようになった自分は、
中でも特に tenor saxのBallad を追いかけた時期があった。そんな中で出会った本盤中の1曲 "Violets for Your Furs" は、自分の中での
Zoot Sims(B1925)の評価を決定づけた忘れられない1曲。
tenor sax の Ballad については、昔からなぜか特別のものを感じていたようで、少年時代に尾田悟さんのtenor Balladを聴いては酔っていました。
まあ、こんなどシブのおやじテナーに反応するようなガキはおらんでしょう。当然、真っ当な道は歩めません。

生き物であるJazzは、その時代々のエキスを吸収しては、少しずつ変化しながら生き続けてきました。それと関わってきた自分も、常にそれまで出会
ったことのない美との出会いを求めることにより、自分の美的価値観を少しずつ変化させてきました。
「いいものはいつまで経ってもいい」などとよく聞くことばですが、Jazzの世界では、どうなんでしょうか?時代と密接なつながりを持って生きてき
たJazzにおいては、どんなにいい曲でも、哀しいかな、時の流れとともに少しずつ 色褪せてゆくのはいたしかたないこと。
それが生きものであるJazzの宿命とも言えるのではないだろうか。

そんな半世紀以上前、Zoot 31才の時の録音であるこの1曲。確かに多少の色褪せ感はありますが、ハードボイルドテイストを漂わせたテナー特有の
サブトーン含みの音、間、歌わせ方、フレージング...........等々、今聴いてもどれもが見事です。

Ballad は、曲自体の魅力とともに、奏者の感性、歌心、それを表現する技量が絡んで、結果に反映されるというシンブルさもある世界だけに、
他のスタイルより、時代の流れの中で経年変化の影響の出にくい分野と言えるのかもしれない。(あくまで私的感覚だが)
なので、一般に、時代とシンクロしたものに指向がある自分だが、このBalladに関してだけは、新旧問わず反応する傾向があり、この辺は、自分でも
分析できていないところである。そんな意味でも自分にとって、他とちょっと異質の分野と言えるのかもしれないし、また魅力となっているところ
なのかも。

            

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Jutta Hipp
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