前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Sylvain Del Campo / Fukushima

  Sylvain Del Campo (as)
  Manu Codjia (g)
  Laurent Coulooundre (Hammond B3 organ)
  Pierre-Alain Tocanier (ds)

  Recorded 2012
  GW3167 (MUSEA) 2013

  01. Systeme DC
  02. Malika
                     03. LDC
                     04. Fukushima
                     05. Les Papillons d'Halabjah
                     06. Consequences
                     07. Les Enfants du Derb
                     08. Essaouira
                     09. Elastique
                     10. Place Tahrir

フランス人アルト奏者 Sylvain Del Campo(シルヴァン・デル・カンポ) 作に、同じフランスの若手俊英ピアニスト Laurent Coulooundre(ローラン
・クーロンドル) がオルガンで参加ということで、当ブログとしても注目の一枚。Coulooundreのオルガンをターゲットとした購入なので、一応カテゴリー
"Organ" の記事とします。
Coulooundreに関しては、これより先に彼の本職とするピアノでの最新作 "Opus 2" で記事歴があるのだが、初めて彼の音に接したのは本作。

アルパムタイトル通りの、あの東日本大震災で大きな災害に見舞われた福島へのオマージュといった意味合いのある作品となっているようだが、内容的には
通常Jazz作品として聴いて何ら問題ないものとなっている。おそらくタイトルから、通常のJazz内容ではないといった印象を持ち敬遠されたJazzファンも
多いのではないだろうか?

タイトルからイメージするものとは遠く、冒頭曲からハードに攻め込んでくる曲が続く。テーマ後、最初にソロをとるのがCoulooundreのオルガン、
いきなり新世代の感性といった音が飛び出し、その手応えにとりあえず納得。ピアニストのやるオルガンといった片手間感も無く、オルガンでの経験も
それなりに積んできたのだろう。
2曲目以降の展開だが、リーダーのDel Campoは別として、ソロをとるのはManu Codjia(g)が多く、Coulooundreは少なめというのがちょっと残念
だが、それでもCoulooundreのバックアップには、光るものも随所に感じられ、基本的な技術面の高さはともかくとして、現代感覚に溢れた独自性ある
感性が感じられるということで、年令面を考慮すれば今後に期待しないではいられなくなってしまう。
本作では、あくまでリーダーであるSylvain Del Campoの音楽の中でのプレイであり、あるかどうかはわからないが、近い将来、自身のリーダー作での
オルガンに期待したい。Coulooundreに関しては、これでピアノとオルガンの両方を聴いているのだが、現在のオルガンの流れの中心にいるLarry
Goldings, Sam Yahel, Gary Versace..........なども同様にピアノも扱うこともあるのだが、私的にはオルガンに軸足を置いた活動をすべき感性と考えて
おり、これまでの活動を考えればおそらく本人達もそう感じているものと信じている。
しかし、このCoulooundreに関しては、現時点ではビアノ、オルガンともに可能性を感じており、大谷君ではないが、どちらに片寄ることもなく、このまま
二刀流でもいいんじゃないのなどと思ってしまう。それだけ、いずれの楽器においてもその秘めた能力の高さが感じられるのだ。それを生かすも殺すも後は、
本人の考え方、音創りの姿勢といったところにかかってくるのだろう。期待したい。

終始アグレッシブな姿勢を崩さないリーダーのSylvain Del Campoのアルトにも大いに期待が持てる。感性面では、先っぽに立ってリードしていくタイプ
ではなさそうだが、流れのど真ん中で今後、フランスを中心として欧州のJazzシーンでも存在感を増してくるのではと、そんな勢いが感じられる。

ギターのManu Codjiaもスペーシーなバッキングやらソロで、露出は多く本作での貢献度も高く、巧さも見せているのだが、初めてシーンに出てきた頃に
感じた期待感はやや薄くなったとの印象もある。エフェクトのチープ感とフレージングの普通感..........など、独自性という面でもの足りなく感じられる。
自身、再開発への強い意識も必要だ。

             
             Vidéo promotionnelle pour la sortie du nouvel album "FUKUSHIMA" (muséa records)
             de SYLVAIN DEL CAMPO
             Sylvain Del Campo : alto saxophone,compositions
             Manu Codjia : electric guitar
             Laurent Coulondre : Hammond B3 organ
             Pierre-Alain Tocanier :drums
             HB.AV Productions 2013
             enregistré au Jazz'n'JAM en avril 2012

JAZZ-organ 161
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