前向きに Jazz!

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Category: organ (第2期)  

Jeff Palmer / Shade of the Pine

Shade of  Jeff Palmer (Hammond B3 organ)
  Billy Pierce (ts)
  John Abercrombie (g)
  Marvin "Smitty" Smith (ds)

  Recorded September 14, 1994 at Van Gelder Recording Studio, Englewood Cliffs, NJ
  RSR CD 137 (RESERVOIR) 1995

  1. A Happy Trail
  2. Shade of the Pine
                    3. Pressure Point
                    4. Ba-lue Balivar Ba-lues-are
                    5. Roobarb
                    6. Da Wa
                    7. Hakus Pakus
                    8. Kwabena
                    9. Fat Feel

Jeff Palmer(B1948)のこのブログでも記事歴のある "Island Uniberse" の同年半年後ぐらいの録音になる作で同じくAbercrombie参加。
内容は、Monk曲の t4 "Ba-lue Balivar Ba-lues-are" を除いて全てPalmerの手による全9曲。

ピアノからオルガンに流れてくるオルガニストがほとんどといった中で、Palmerはオルガンからスタートしているという少数派の言わば筋金入りのオルガニ
ストであることは以前の記事でも書いたが、Larry Young(B1940) から現在のコンテンポラリー・オルガン・シーンの中心ともなっているLarry Goldings
(B1968), Sam Yahel(B1971), Gary Versace(B1968)などとの間の世代のオルガニストとしてDan Wall(B1953)とともに地味ながら、重要な位置にいる
オルガニストと言えるだろうか。
PalmerやWallが主に活躍した90年代(特に前半)、オルガンはその他の楽器という位置づけで、黒っぽさを演出するのに都合のよい楽器として、そういった
テイストを求められることも多く、加えて人材不足もあり、新しい才能が生まれにくいといった状況があった。そんな中で彼らのように黒っぽさをウリと
しない新しい感性を備えたクールなタッチのオルガンは、あまり注目されることもなく不運な時代を過ごしてきたとも言えるのかもしれない。
彼らに共通しているのは、John Abercrombieと関わりの多かったこと。Abercrombieは、同時期にやはりオルガニストのLonnie Smithとの関わりも多か
ったのだが、音楽的相性面では、同じ白人のこの2人の方が格段に良いと私的には感じており、本作においてもPalmerとAbercrombieのクールな感性の
相性は、非常に良く、アルバムタイトル曲ともなっている t2 "Shade of the Pine" におけるブルースの表現なども、黒人系オルガンのそれとは、全く違った
テイストのクール、モダンなブルースの表現には、現在にもつながる空気感が漂う。
この辺の Abercrombie のブルースの表現は、少し後の世代の Scofield へのつながりも感じられるところではないだろうか。
Abercrombieは、こうしてオルガニストとの関わりも多く、近年では新世代のGary Versaceと関わりがあり、CDとしても、もっと残してほしいところです。

尚、 t4 "Ba-lue Balivar Ba-lues-are" は、John Scofieldが DVD "Live 3 Ways(Rec.1990)" で"Boliver Blues"として彼らしい見事なモダン・ブルースと
して演じているバージョンもある。

その他のJeff Palmer関連記事 → Island Universe (Rec.1994)  Burn'in the Blues(Rec.1999)

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Jeff Palmer
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