前向きに Jazz!

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Category: guitar (第2期)  

Marc Ducret / Detail

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Marc Ducret (six and twelve strings guitar)

Recorded Jabuary 20-23, 1996
910003-2 (Wynter & Winter)

1. Le Decor
2. Le Relief
3. Le Pits
4. (Detail)
5. Asile
6. Ma Plus Belle Histoire D'amor
7. Sept Familles

前回記事でBryan Bakerのアコースティクギターによるソロアルバムをとりあげたということもあり、特に比較するというわけでもないのだが、しばらく
聴いてなかったやはり同じくアコースティクギターによるMarc Ducretのソロアルバムを引っ張り出して聴いてみた。

Bryan Bakerがナイロン弦を使っていたのに対し、こちらはどうやらスチール弦、そしてオーバーダビングなしの全て即興によるものとなっていると思われる。
Bakerに幅広い音楽性を感じたように、Ducretの音楽にもボーダーレスの幅広い音楽性が感じられる。
ただ、Bakerが同時期に全く違った顔も見せる言わば多重人格ぎみのところもあるのに比べると、Ducretも一般のギタリストと比してそういったところは
多分にあるのだが、Bakerほどの多重人格性は無く、昔から現在へと時代とともにゆっくり大きな変化をしてきたというのがDucretである。

本作は、ジャケットにもなっている人間の暗黒面を描いた絵にインスピレーションを得て創ったものらしい。
したがって本作に流れる音楽の質感もダークでシリアスな空気感に満ちた一枚となっており、明るく楽しくガンガン、ノリノリといったものを良しとする向き
には甚だ不向きな音楽となっており、買わない方がよいでしょう。
現在のDucretは、フリーフォームをベースとしてかなり自由に動き、その一見ハチャメチャ感が、あまり免疫のない方には単にメチャクチャで基本が無い
とも誤解されるかもしれないのだが、逃げ隠れできないアコギ一本で勝負した本作あたりのプレイを聴くと、クラシック他、ジャンル分けできない多種要素
が混在し、コードも多用するプレイからは、しっかりした基礎が感じられ、現在の自由もこういった基本の上に成り立っているものであることを、あらためて
思い知らされる。
音楽はダークな霧中のものとも思えるのだが、突き抜けた先にかすかな美の光も見えてきそうな気がする。

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Marc Ducret
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Comments

Edit
これも面白そうですねぇ!
EditRe: タイトルなし
Gさん どうもです。

ここんところ、この種のドヨ〜ンとしたダークなものを
聴き過ぎてしまいました。
反動でガツンとしたものを耳が求めてるようです。

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