前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: piano (第3期)  

Alan Pasqua / Body and Soul

Body  Soul  Alan Pasqua (p)
  Darek Oles (b)
  Peter Erskine (ds, perc)
  Lina Bruukell (voc) on trk. 2

  Recorded on December 10 and 11, 2003
  VACM-1242 (Videoarts) 2004

  01. You Must Believe in Spring
  02. Highway
                     03. Stella by Starlight
                     04. Barcelona
                     05. God Only Knows
                     06. All the Things You Are
                     07. A Winter Shade of Pale
                     08. Body & Soul
                     09. Witchita Lineman
                     10. Smile

普段、ダーク、ダーティー系、あるいは怪しい系などの音に好んで浸る事の多い私ですが、根っこのところでは至極真っ当なのです(?)。
逆のパターンだとちょっと怖いものがありますが、今のところかろうじてこの状態は保てています。
昔からの悪癖である、周期的に、ある楽器ごとに聴くものが集中してしまうという傾向が顔を出し、ちょっとピアノから離れていたこともあり、
軌道修正及びメンタル面のバランスをとる意味もあり、最近遠ざかっていたキレイ系のピアノを引っ張り出して浴びてみました。
このしばらく離れて飢えた精神状態をつくっておくことも、反動もあり時にはそれがプラスに作用することがあることは度々経験してきたこと
である。そんなわけで、しばらくご無沙汰していたPasquaの一面であるキレイな面としてのピアノ、乾いた地面に久しぶりの雨が染み込むよう
に、五臓六腑に染み渡ります。この感覚です。

内容は、Pasquaのオリジナル2曲を含む他は、スタンダードを中心とした全10曲。聴き慣れたスタンダードですが、Pasquaの手さばきにより、
それぞれに格調高いと思えるほどに一段高いステージに引き上げられたと感じられるのも彼のセンスでしょうか。
そしてエレガントでデリカシーでありながらも、同時に力強さも備えた、決してひ弱な美ではないというあたり、彼のピアノに惹かれるところ
でしょうか。清く正しく美しくだけではなく、ダーティーなところも通過してきている、由緒正しいだけでは生まれない強さも備えた質の美と
感じるからでもあるでしょう。

ただ、本作での彼のピアノに常につきまとうEvans〜Keithの影、奇麗だが、唯一不満があるとすればこの部分。この後の同じ流れの3年後の作
"The Way You Look Tonight(Standards)" でも同様の印象を持った。この辺は同じトリオ作の "Live at Rocco(1999)" あたりと比べると、
その質感に微妙な違いも感じられ、本作を初めて聴いた当時は、ちょっとした違和感もあったのだが、これは本作が日本で企画されたものであり、
ある意味、提示された条件という制約の中ということで、言ってみればオーダーに素直に応じた表現の結果ということなのか........................?
まあそういった内輪のことは、ともかくとして我々リスナーにとっては、最終的に出て来た音が全て、そこでの先人の創り出した形、そして
自分独自の形、私的には、音楽としての楽しみにもつながるという部分だけに、この差がそして影の部分が妙に気になってしまう。

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Alan Pasqua
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Comments

Edit
選曲いいですねぇ。
好みです。
EditRe: タイトルなし
これ、余計なこと考えず素直に聴けば、とてもbeautifulなんですが、
どうもKeithのスタンダーズが目の前にちらついてしまいます。
Edit
こんばんは!

Pasquaはホント良い曲書きますよね。

この作品の"Highway 14"はスゴい好きです。
EditRe: タイトルなし
secoさん どうも

Alan Pasquaは、好きなタイプのミュージシャンですが
スタンダードをピアノで演った時、キレイながら、
独自性という点で、どうも納得できないものを感じてます。

本作においては、"Highway 14"のようにオリジナルの方が、
より彼の色が出て、らしいと感じます。
この曲は、女性Vocalを使ったことで批判も出たりしましたが、
それもPasquaらしいところで、メランコリックな
なかなかの美曲ですよね。

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