前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Jesse Van Ruller / Circles

  Jesse Van Ruller (g)
  Seamus Blake (ts)
  Sam Yahel (Hammond B3 organ)
  Bill Stewart (ds)

  Recorded Devember 15, 2002
  Criss Cross 1235 (2002)

  1. One
  2. Circles
  3. Here Comes the Sun
                     4. Black Ddahlia
                     5. 33 Waltz
                     6. Zoab
                     7. Cone with the Wind
                     8. Secret Champ

Sam Yahel(B1971)のライブがあったこともあり、彼関連作を何枚か聴いていたのだが、本作は以前、同じCriss Crossからの同メンバーによる次作
"Views" の記事にてジャケットのみの紹介という手抜きをしていたので、この機会に記事としておきます。

8曲中6曲がJesseの手によるという内容。
Jesse Van Ruller(B1972)と言えば、当時は、若くしてのモンクコンペ優勝以来、コンテンポラリーギターシーンの中での正統派としてまさに順風満帆の
ギター街道を突っ走っているといった感じでしたが、本作でのギターもスピード感に溢れた正確無比なピッキングによる技のキメには小気味よいほどの爽快
感があります。繰り出されるラインからは、単なるテクニシャンではない、非凡な歌心、センスも感じられ、私的にもJesseの勢いを感じる好きな時期の作
となっています。
近年の状況ですが、完成度の高いギタリストでもあり、その出来上がった殻を破ってどう進むのかというのも気になるところで、その辺は彼自身も模索の
段階であろうと見てますが、年齢的にも、自身未知の世界を開拓し、まだまだ新しい形を見せてほしいところです。
そういう意味では、Jesse自身初めてのギター・オルガン・トリオ編成の参加作 "Wheels & Wires / Florian Ross Elektrio"(2011)などでは、新しい何か
を求めて模索する様子も感じられ興味深いところでした。まだまだ何かを残してもらわないと困るギタリストだ。

勢いを感じるという点ではJesseのみならず、他のメンバーについても同様、ちょうど良いこの時期に同じような勢いを持つメンバーが集まった感もある本作
ですが、お目当てのYahelについてもしかり、90年代後半にオルガニストとしてデビューして以来2000年代前半頃までは、あくまでオルガン主体の活動に
より、オルガニストとしてベーシックな力をつけた時期であったと思う。2000年代後半ぐらいからピアニストとしての活動も多くなり近年では、オルガニ
ストとしてのリーダー作も極めて少ないという状況は、ちょっと心配になるところです。
小細工なしの外連味のないストレートなプレイが好結果につながったとも思える本作ですが、Yahelの現代性に溢れたクールでクリヤーな空気感を放出する
オルガンが本作のカラーを決定づけているように思う。
Yahelは、同時期ぐらいからは Joshua Redman、Brian Brade 等との活動がしばらく続くのだが、振り返ってみれば、私的にはRedmanのカラーと
Yahel のクリヤーなカラーとの化学反応は、あまり魅力的な結果を得られなかったと受け止めている。
やはり、当時本作を聴いた時の印象、その延長上にオルガニスト Sam Yahel の進化した姿をイメージしていたのだ。

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Jesse Van Ruller
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Comments

Edit
そう云えばジェシのアルバム暫く出てないですね。
今年は出るかな?
EditRe: タイトルなし
この人、若くして注目されたんで、ベテランみたいなイメージも
ありますが、まだ42!
デュオ、ドラムレスばかりでなく、
小細工なしの直球勝負でガツンっとくるようなリーダー作を期待したい。
デキる男、きっとやってくれると思います。

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