前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Eddy Louiss Trio

Eddy Louiss 3  Eddy Louiss (org)
  Rene Thomas (g)
  Kenny Clarke (ds)

  Recorded at Studios DAVOUT, Paris
  FDM 30501-2 (DREYFUS) 1968

  1. Nardis
  2. Blue Tempo
  3. Hot House
  4. No Smoking
                     5. You've Changed
                     6. Don't Want Nothin'

Eddy Louiss(B1941)のオルガニストとしての初期リーダー作。
オルガニストとしてと書いたが、Louissは、これ以前にコーラスグループでの活動でVocalを担当する以外にも、鍵盤楽器全般、ヴィブラフォン、トランペ
ットなどもこなすマルチプレーヤーだったのだが、オルガニストとして定着し、その才能が花開いてきたのは、60年代後半、彼が20代半ばぐらいからであ
る。
このマイナーとも言えるオルガンに関するネタが異常に多いとお気づきの方もいると思いますが、そして当ブログのカテゴリー名の頭に "第2期" などと入っ
ているのも、わけがわからんと思われる方もおられるのではと思いますが、これは各楽器別カテゴリーのプロローグでも簡単に説明したように、以前は、
どうしても楽器別に集中して聴いてしまうという悪癖があり、例えばピアノ期とかテナー期というように、ある時期そればかりに集中してしまうといったこ
とを周期的に繰り返し現在に至っているのですが、その悪癖もこのブログを始めて以来、必要に迫られてということなのか、わかりませんが、かなり軌道
修正され、同時期に広く聴ける体質に変化してきたように思います。

オルガンに関しては、ロック → ブルースを経てJazzに流れてきたこともあり、それまで多く接してきたギターとともに馴染みのあった楽器として集中的
に聴いたのを第1期として、当然のことながらそれまでの流れに沿って黒人プレーヤーを中心とした黒っぽいサウンドになったのは必然的だったとも言える
でしょう。そしてその後、それまで拒否反応まで出ていたEvansなどを中心とした白人の音へと指向が変化していくことになるのですが、そうなると今度は
逆に長年に渡り染み付いたブルースの感覚を排除するといった極端な感性の移り変わりを経験することになるのですが、というわけで好みの変化とそれに伴
う聴く対照の変化などを激しく繰り返しての今まででした。

本作記事の第2期Organ期は、第1期の後の長いブランク後に始まったもので、その第2期が始まる大きな原動力になったのが本作のEddy Louissであり、
そういう意味では、オルガンにおいては師匠と勝手に思っているというオルガニストです。
多面性のあるLouissではありますが、オルガニストとしてデビュー当初は、ギラギラするような才気を感じさせながらのストレートなプレイが彼のスタイル
で、本作でも実にホットなプレイを展開してます。しかしそれは、第1期でさんざん聴いたJimmy Smithを中心とする米国系黒人オルガニストの持つ黒い
グルーヴ感と、また新しいオルガンの始まりを感じさせつつ志半ばで旅立ってしまったLarry Youngとも違う異質のもので、結局心惹かれたのもそんな米国
系とは異質の独自性に溢れたLouissのオルガンだったのでしょう。
それまでの自分の指向の流れを変えてオルガンに目を向けさせたという点で、大事な存在です。

カミソリのキレ味を思わせるテクニックと豊かな歌心では、定評のあったLouissも近年では、車椅子でのプレイなど心配なところですが、彼が欧州オルガン
シーンに残したものは、極めて大きなものがあり、現在欧州におけるJazzオルガンの土台を作ったとも言える彼の功績は大きなものがある。

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