前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Peter Brendler & John Abercrombie / The Angle Below

Angle Below  Peter Brendler (b)
  John Abercrombie (g)

  Recorded January 9, 2012
  SCCD31767 (SteepleChase) 2013

  01. Downhill Runner
  02. Half Dozen of The Other
  03. Nick of Time
  04. Valdovino
  05. Jazz Folk
                     06. Misdirection
                     07. Rockaway
                     08. Six of One
                     09. Sweet 16
                     10. Goodbye

本作は、多くのブログとは言わないまでも、幾つか記事がアップされるものと予想してましたが、私の知っているところでは Gさんのところでしか見たこと
がなく、ちょっと意外でした。これはたぶんに知名度の低いPeter Brendlerのベース、それにAbercrombieとのデュオという形が影響しているものと思わ
れる。確かにこのデュオという形を好まない方も多く、ましてAbercrombieの相手が知らない人となれば、手を出さない人も多いのかもしれない。
が、超ベテランとも言える今現在のAbercrombieの状況、そしてその繊細極まりない彼のギターワークを考えれば、私的には、このデュオという形は、誠
に興味深く、そして相手となるベースが知らない存在だけに、逆にどんな音楽になるのか期待感も加わり興味も倍増するというものである。ということで
記事としておきます。

内容は、Brendler曲6、Abercrombie曲3、他1曲という構成で、本作は2001年バークリーを卒業したBrendlerのCDデビュー作でもある。
Brendlerは、これ以前の参加作としては "Jon Irabagon / Foxy (2010)" に顔を出している。

一聴してみれば、やはり、もう既に半世紀以上ギターに関わっているという超ベテランAbercrombieのギターワークがシブい。
ハデな立ち振る舞いなど一切なく、ひたすら地味に通すギターには、長年の経験から余分な飾りを捨て去り、磨き上げてきたようなシンプルな響きが感じら
れる。若手ギタリストからは決して聴くことのできない響きだが、多くの年月を重ねてきた者、誰もが出せる響きではなく、極めて限られた者のみが到達
できるという領域だろう。ピックというプラスチックが間に介在することを嫌い、直に親指の腹で弦をはじくという彼のスタイルから発せられる音が生身の
人間の発する音、極めて人間的と感じられるのも大いに納得できるところである。

外見上、Abercrombieのギターをしっかり支えている感もあるBrendlerのベースだが、深いところでは、今回がデビュー作となる若いBrendlerを柔らかく
導くAbercrombieもあり、音楽からは、そんな2人のやりとりも感じられるような、ほのかな温もりも感じられるものとなっているが、若いBrendlerにと
って、この経験豊かなAbercrombieとの共演が、かけがえのないものになったであろうことはまちがいない。

昔、初めてAbercrombieのギターに出会った頃から、彼のギターの奥には、常にダークな流れが感じられ、そういった言わば暗部も彼の感性として魅力だ
ったのだが、年を重ねベテランの領域になるにつれ、かかっていた雲が少しずつ離れていくように、彼の音楽も見通しの良い質感に少しずつではあるが変わ
ってきているように感ずるのである。それは以前のダークな魅力が薄らいだというようなことではなく、極めて漠然とした言い方ではあるが、彼が長年に渡
り磨き上げてきたものが、輝きを増してきた結果であることのようにも思えるのだ。

Brendlerのリーダー作と言ってもよい本作だが、Abercrombie中心の記事になってしまった、悪しからず。

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Peter Brendler

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Comments

Edit
いいですよ、これ!
アバークロンビーって、
ここに来て年々良くなってるんじゃないかって気さえしますね。
EditRe: タイトルなし
アバ爺も、一年一年が勝負という歳になってきましたが
ギター界でも貴重な存在、
できるだけ長く現役でいてもらいたいですね。
Editがーーん・・
ガーシャさまのところで、みかけて、ポチったつもりが、、すっかり、忘れてました。

わたしの。。お願いリスト、、長過ぎるのですよね。。
EditRe: がーーん・・
suzuckさん こんばんは

これ、アバ爺としては同じ頃、快作 "39 Steps" も出してるんで
どうしてもこちらは、忘れられがちですが、
地味シブながら好内容だと思います。

クリスマスも終わり今年もあとわずかとなりましたが、
どうぞ良いお年をお迎えください。

> すっかり、忘れてました。
そろそろ気をつけた方がいいかもです!
Editガーン
>そろそろ気をつけた方がいいかもです!

手遅れかも!!

いやいや、最後に身体的なご心配まで、ありがとうございました。
来年は、どうなるやらですが、、よろしくお願いしますね。
EditRe: ガーン
こんぱんは

> >そろそろ気をつけた方がいいかもです!

私も人のことは言えません。
実は私もすっかり忘れてて、Gさんのところで見て
思い出し、ポチっとなったしだいです(苦笑)。

こちらこそ、どうぞよろしく。

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