前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

James Muller / Kaboom

  James Muller (g)
  Matt Penman (b)
  Bill Stewart (ds)

  Recorded February 20th, 2005, at Peter Karl Studios, Brooklyn, NYC.
  Eng:Peter Karl
  SEED 017

  1. Honeycombs
  2. Kaboom
  3. Stocked
                     4. D Blues
                     5. Eindhoven
                     6. Chick Corea
                     7. Marcello
                     8. All The Things You Are

オーストラリア出身のギタリスト James Muller(B1974) のトリオ作。
内容は、自身のオリジナル5曲の他、同じオーストラリア出身で共演も多く盟友とも言える Sean Wayland(B1969) の2曲とスタンダード1曲の全8曲。

過去にロックを通過してきたであろう痕跡を多分に感じるMullerですが、Bill Stewart、Matt Penmanを従えての本トリオ作は、ストレートなコンテンボラ
リー・ジャズ・ギター作に仕上がっています。
彼のギターの特徴として、同じコンポラ系でも、いわゆるブルックリン系に多いクール、ダークといったような質感からはやや遠く、彼らに比較的多い知性
派に対して時にワイルドであったりダーティーであったりといった荒々しい面も持っており、そんな優等生からは得られないような部分が彼のギターの魅力
にもつながっているようにも思える。そういった意味では、感性の質としては全く違うのだがJohn Scofieldに通じるラフな肌触りを持っている。形として
は、Methenyに通じる部分もあるのだが......................、そんな米国あるいは欧州系のギタリストの感性とは微妙な違いを見せるMullerの感性も、多分にオー
ストラリア出身という血の部分も関係しているのだろう。彼の音楽には、明快で見通しの良い質感が常に漂う。

本作時点では、テクニシャンタイプにありがちな、弾き過ぎるといった部分もわずかに感じるところはあるのだが、まだ途上といった年令、彼の持ち味であ
るスピード感に溢れた明快なプレイからは、今後を期待させられるものがある。

本作録音の2005年という時期は、ドラムスのBill Stewartにとっても、けっこういいシゴトを残している時期で、本作においても彼の貢献度は大と感じられ、
Mullerも彼によって引き出されたものは大きいものがあるのではないだろうか。共演者との対話から新たなSomethingを生み出すJazzにおいては、その共
演者の重要性をつくづく感じさせられる。

なかなか魅力ある感性のMullerですが、リーダー作が少なく本作も2005年録音ということで、今現在の彼の状態ではありません。参加作他などでは、そこ
そこ聴いてきており、本作以降の彼の状況もある程度掴んではいますが、Muller自身の音楽そしてギターの今現在の状況を知るには、やはり自身のアルバム
が待たれるところです。


             
             James Muller playing with the Subterraneans
             playing on the steve hunter tune "So to speak"

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James Muller
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