前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: vocal  

Ariel Pocock / Touchstone

Ariel Pocock  Ariel Pocock (p, pump organ. voc)
  Larry Grenadier (b)
  Julian Lage (g)
  Eric Harland (ds, perc)
  Seamus Brake (ts)

  AS0122 (artistShare) 2013

  01. Exactry Like You
  02. Devil May Care
                     03. Real Emotional Girl
                     04. Barrel Roll
                     05. Country
                     06. GYou Can Close Your Eyes
                     07. Ugly Beauty/Still We Dream
                     08. All The Things You are
                     09. When I Fall in Love
                     10. Rainbow Sleeves
                     11. Mother Stands for Comfort
                     12. Touchstone

過去の経験から、豪華メンバーがバックをつとめるヴォーカルアルバムは、結構ハズすことも多いことは、よ〜くわかってはいるのだが、何せこのメンバー、
過去の失敗はどこへやら、良いイメージのみを頭に、ついつい手を出してしまいました。

冒頭の1曲目、HarlandのドラムスのみをバックにArielのヴォーカルが、冴えを見せます。スキャットもイケてる。
t2 "Devil May Care"は、ヴーカルではおなじみのナンバー、速い展開でストレートに押すAriel、続くSemusのテナーもノリノリで、まずまず。
t3 "Real Emotional Girl" はスローナンバー、Arielのヴォーカル、続くSeamusのテナーも歌心に溢れイイ感じ。

4曲目は、ヴォーカルなしのインスト曲になり、どうもこのあたりから雲行きがおかしくなってきたと感じていたら、5曲がインスト曲ということで、純ヴォ
ーカル・アルバムとは言えない内容にハズシ感が漂う。それでもそのインスト曲が、魅力あるものであれば何の問題もないのだが、このメンバーを従えての
ピアノにしては、技術面は別として、その似つかわしくないテイストにハズシ感も倍増。

しかもこのインスト曲の一部を含め残りのヴォーカルナンバーのいくつかにほのかに漂う、私が苦手としているカントリーフレーバーにハズシた感はMAXに
という展開。

まあ、過去の経験から学習してそれを十分生かせなかった自分に原因があること、それは重々わかっているのだが、売る側の姿勢にも疑問が残る。
まず、外観からは半分近くインストナンバーが占めているとは判断できない、どう見てもヴォーカルアルバムだ。買う側にとってみれば、ヴォーカルアルバ
ムであるか否かは、購入か否かの判断に大きくかかわるところだ。Ariel Pocockのピアノアルバムを買いたいとは、端から思っていない。ピアノ、ヴォーカ
ルが半々であるなら、それが買い手にもはっきりわかるような表記をしておくべきだ。商品内容を明記する、それが売り手としての責任というものだろう。
新人にしては、客引きともとれる豪華なバック、それがちゃんと機能していればともかく、内容的には、Harlandが叩く必要あるの?、Lageが弾く必要ある
の?、Grenadierのベースである必要あるの?...............といった展開に微妙に違和感が残るのだ。
アルバムのコンセプト面でも疑問が残る。
3曲目あたりまでのストレート感、インストものなどにみられる旧態依然とした掴みどころの無さ、その他の曲にみられるカントリー臭など、アルバム通し
て一貫したものが感じられずバラバラな印象を与えてしまうのは、デビュー作であったArielにとっては、極めてマイナスであったと思う。
冒頭の2〜3曲を聴いても、能力的に決して低いArielではない、むしろ高いと思う。彼女にとっては、今後を左右する大きな意味を持つ折角のデビュー盤、
演じた彼女にも勿論責任はあるのだが、何せ新人のデビュー盤ともなれば、プロデュース担当の責任は極めて大きい。中ジャケには、メンバー名や曲名以上
に何よりも大きくプロデュース担当名が印刷されているのであればなおさらだ。
こういった手法を良しとするこのArtistShareなるレーベルには、不信感とまでは言わないが、その音楽のつくり手としての姿勢に少なからず疑問も残る。
そういえば、"Kurt Rosenwinkel Group / The Remedy" も同レーベルで、リリース当初から流通の問題もあり、多くのKurtファンをイライラさせていた
のを思い出す。
ジャケット内にレーベル関係者が記してあったが、その中に "Pocock" という名字が3名入っており、ポピュラーな名前でもないので、このArielも何らかの
関係があるのかもしれない。

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Ariel Pocock
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Comments

Edit
確かにこのメンツ見れば嫌でも期待しますよね。
しかし、Jさんのチャレンジスピリットは賞賛に価します!
ますます頑張ってけろぉ!
EditRe: タイトルなし
Gさん こんにちは

新人にこのバック、よく考えればヤッバリ何か怪しいですよね!
でもArielは、こんなことで潰されないでほしいものです。

今晩、殺るか殺られるか大一番です!
おらぁ、このまんま殺られたぐねぇ〜!
Edit
J Worksさん
こんばんは、

このジャケットを見て手を出さない人、そちらの方が変!
絶世の美女だし、このメンバーだし、レーベルはあのartistShare、tam.raは発見してもじっと我慢します。
EditRe: タイトルなし
tam.ra さん こんにちは

このartistShareとは、今まであまり関わってこなかったので
内容を知りませんでしたが、新しいシステムを持ったレーベル
というよりは、組合みたいなものみたいですね?
その理念にアーティスト自身のクリエイティブティを重視し
それ自体を商品化する............というような意味合いのことが
出てましたが、残念ながら本作には、その重視しているはずの
クリエイティブな部分は希薄と感じました。
このartistShareも、印象としては、売り手側に都合よく
買い手である我々にとっては、いろいろ問題もあるような
といった印象を持ちました。
成り行きを見守りたいと思います。

このArielも、なかなかいいものを持っていると思いますが
あれもこれもになってしまい、彼女の最も売りとする部分が素直に
出なかったのは、デビュー作としてはまずかった。

我慢がきかない自分は、まだまだ修業が足りないようです。

そろそろアルトの方も始まったんじゃないでしょうか?

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