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前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: organ (第2期)  

Sean Wayland / Live @ The Basement




  Sean Wayland (org)
  James Muller (g)
  Felix Bloxsom (ds)

  Recorded live at The Basement August 8, 2005
  Seed Music (2007)



Basement-2.jpg  1. D and D
  2. 34 Blow
  3. The Song is Sean
  4. All Across the Universe
  5. D Blues
  6. James Taylor
  7. Arc

各種鍵盤楽器を操るオーストラリア出身のSean Wayland(B1969)がハモンド一本で勝負ということで当ブログとしては、避けて通れない1枚。
ギターは、最近では Linda Oh の新作 "Sun Pictures" などにも顔を出し、ちょっとだけ名の知れた存在になりつつある感もあるJames Muller(B1974)、
Waylandと同じくオーストラリア出身ということで、何かと共演も多く盟友とも言える存在。
Waylandのオルガンに関しては、先に2012年作の "Isaac Darche / Boom-Bop!tism" にて記事もありますので参考まで。
Wayland関係盤は毎度のことですが、ジャケットの状況など、そのザックリした手作り感は、自主制作なのでしょうか?

さて中味の方ですが、ライブということもあり、いずれも長尺揃い、ラスト曲は15分に及ぶリズムがアップダウンする中での熱演、ソロの応酬もライブと
いう現場におけるリラックス感の方には走らず、適度な緊張感の中でのスリリングな展開には、痺れるものがあります。Waylandのオルガンは、他のコンポ
ラ系オルガンに通ずるクール感はあるものの、あくまで無機的に走るような過ぎたものはなくこのあたりの塩梅が、彼の感性でもあるのでしょうか。
典型的なコンテンポラリー系、21世紀型と言えますが、何よりもGoldingsでもないYahelでもないVersaceでもないという独自性が感じられる点に魅力と
ともに可能性も感じますが、本作からおよそ6年後の録音となる前述の12年作では、その6年の時を経た内容としては、ちょっともの足りないものを感じて
しまい、私的に内容としては明らかに本作の方が上と受け取っています。
これは、共演者との対話の中から新しいsomethingを生み出そうとするJazzにおいては、この共演者の持つ意味は極めて大きく、たぶんに共演者であるギ
タリストの差が大きく影響したものと考えていますが、また鍵盤楽器をまんべんなく多種扱うというWaylandの姿勢も関わっているのかもしれません。
一つの楽器(ここではオルガンを話題としてますが)を極めるという点で難しいものがあるのも事実でしょう。
才能豊かな人と感じているだけに、ヘンなところでつまずいてほしくないとも思いますが、何分、本人の考えもあるので、見守るしかありません。

本作の好内容に大きく関わっていると思えるギターのJames Mullerですが、他作などからも昔、ロックに関わっていたと思われる痕跡を多分に感じますが、
本作では、あまり歪ませることもなくストレートに典型的コンポラ系Jazzギターで通してます。クールな優等生になることもなく、適度にブルージーにラフ
にといったあたりの感性は、Waylandに通じるものがあり、その何でもいけそうなオールラウンダー的感性は、共演者により変化していけるという点で、
可能性も感じられる。

ヘンに考え過ぎたようなところもなく、小細工なしのわかりやすいプレイで、ライブという現場で彼らの感性がストレートに出た好内容となっている本作は
私的には、コンポラ系ギター・オルガン・トリオ作の中でも上位にランクできる内容と受け取っていますが、自主制作(?)で流通の問題もあり入手しずらい
状況にあるのが、好内容だけに残念なところですが、彼らにとっても自身をアピールし、広く一般に知ってもらうためにも大きなマイナスであり、これまでの
販売手法を見直し、今後のCDアルバムの市場展開にも改善が必要だろう。
光る才能が知られる機会に恵まれていないとも思える状況が何とも残念でならない。

            
            
            sean's tune "oh yeah!" recorded at "notes" in enmore road, sydney 29.12.11.
            sean wayland - keyboards, james muller - guitar, alex hewetson - bass, nicholas mcbride - drums.

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Sean Wayland

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Comments

Edit
youtube見ました。
いいですね。
入手しずらいとは残念ですね
EditRe: タイトルなし
SeanもJamesも非常に好きなタイプですが
自主制作盤が多いのが不思議なくらいです。
だから好きなタイプなのかも...................?

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