前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Nguyen Le / Songs of Freedom

 Songs of F-1 Songs of F-2

Nguyen Le (g, comp.)
Illya Amar (vib, marimba, electronics)
Linley Marthe (eb, voc)
Stephane Galland (ds)
Guests:Youn Sun Nah, Dhafer Youssef, David Linx, Ousman Danedjo, Julia Sarr,
Himiko Paganotti, David Biney, Chris Speed, Prabhu Edouard, Stephane Edouard, Karim Ziad a.o.

Produced, arranged, recorded & mixed by Nguyen Le at Louxor studios, Paris Barbes, July to October 2010
ACT 9506-2 (2011)

01. Eleanor Rigby
02. I Wish
03. Ben Zeppelin
04. Black Dog
05. Pastime Paradise
06. Uncle Ho's Benz
07. Mercedes Benz
08. Over the Rainforest
09. Move Over
10. Whole Lotta Love
11. Redemption Song
12. Sunshine of your Love
13. In a Gadda da Vida
14. Topkapi
15. Come Together

90年代初期から比較的コンスタントなつき合いをしてきたNguyen Le(B1959)ですが、"ELB / Dream Flight(2008)" を最後にご無沙汰していました。
本作は、Le の2011年作になりますが、内容確認したい気持ちもあり、今年に入ってから入手したものです。

これまでにも、彼のルーツであるベトナムを中心としたアジア、そしてもっと広く北アフリカなどにも通じる無国籍感、ジャンルレス感もある音を求めてき
たLeですが、本作において、さらにそういった彼のこれまでの音楽的方向性をより拡大、押し進めて、内容的には、これまでの集大成とも言えるようなもの
に仕上がっている。
オリジナル以外でも題材としている楽曲は、その昔、よく耳にして体に染み付いてしまっているようなポップチューンが多く入っており、その点では、親し
みを感じるとともに、一般的Jazzという目線で見てしまうと?とも思ってしまうのですが、一聴してみれば、多国籍感もある多彩な顔ぶれのゲストを適材
適所に配し、オリジナルとはまた別の命を吹き込み、Leの色の新たな曲としている手腕は見事だ。ただ新しくしているだけではなく、生き生きとした別の曲
としていること、それが見事と思えるのだ。

繰り返し本作を聴いていると、彼がこれまでめざしてきたものは、タイトルにあるように自由でボーダーレスで肌の色も関係ない愛に満ちた世界、すなわち
「人間讃歌」の音楽だったのだろう、そんな風に思えるのである。
また、それはベトナムルーツでフランスで生まれ育ったという彼だからこそできた音楽だったのかもしれない。
と、そんなことを考えていると1枚のアルバムが思い浮かんだ。"Eddy Louiss / Multicolor Feeling Fanfare" である。Louissの父親は、カリブ海のマルチ
ニック島出身、Le も Louiss も外部からフランスに移り住んできたものとしての苦労やら思いにも共通するものがあったのではないだろうか。
この2つのアルバムの底辺に流れ、通じる同じような思いを感じるにつけ、ふとそんな思いにかられるのである。

集大成的な意味あいも感じられ、一区切りをつけたとも思える本作ですが、こうなってくると、次回リーダー作でいったいどんな形を見せてくれるのか、
これまでとは違う方向に転じた彼も見てみたいと私的には望んでいますが、方向性、その音創りへの意欲など、今後を占う一作になるであろうという点で
注目したい。

音楽(Jazz)に形を求めてしまう人には、おすすめできない、こんなものはJazzではないなどとわけのわからんことを言われ、怒られてしまうだろう。そんな
自由への思いを強く感じる本作である。

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Nguyen Le
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Trackbacks

木々の間から見上げる月も綺麗だけど、 雲が漂うビルの谷間から見える月も綺麗。 世

 

Comments

Edit2011年でしたかぁ
お久しぶりです。
これって、2011年に1番沢山かけたアルバムです。
大大大好ーーきっ!

新譜追いかけてると、強烈に燃えたものでもきかなくなっちゃうアルバムもあるんですが、これは脳内再生可能で、なんとなく、最近も聴いたような気分でいるアルバムです。。
EditRe: 2011年でしたかぁ
こんにちは お久しぶりです。

Le のこれまでの活動をまとめた感もある1枚と感じてますが、
そうなると次、どう出るのか?
流すのか、新たな旅にでるのか、
とても気になります。

私的には、もちろん最後まで攻めてほしい!

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