前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Init

  Andre Ceccarelli (ds)
  Nguyen Le (g, g-synth, programming)
  Francois Moutin (b, eb)
  guest
  Bob Berg (ts-1,2,9,12)
  Bernard Aradio (voc, key-7)
  Nica Stewart & Hessaoud Kheniche (voc-11)

  Polygram 518 265-2 (1993)

  01. Trois Pour Quatre
                     02. Ramayana
                     03. Fragments
                     04. East
                     05. Pile Plate
                     06. Brut De Batt
                     07. Evil Rose
                     08. Ami
                     09. An Ieish Journey
                     10. Carbone
                     11. Trival Theory
                     12. Three Little Words
                     13. Summertime

今ではベトナム系フランス人のギタリストとして世界的にも名の通った存在ともなっている Nguyen Le(B1959) ですが、本作当時は、フランス国外では
一部のコアなファンしか知らないという存在だったと記憶している。
彼が、そういった一部のファンに知られるきっかけとなったのが、80年代前半ぐらいからのグループ "Ultramarine" での活動あたりからではないだろうか、
さまざまな要素が混ざったジャズ、ロック、フアンク、民俗音楽....................どれとも言えないような無国籍感もある音楽は、そのまま現在の彼の音楽につな
がっている。

本作は、その後の彼の初期リーダー作 "Zanzibar(1992)"と "Million Waves(1995)"とのちょうど間あたりになる参加作だが、Andre Ceccarelliのドラムス
とFrancois Moutinのベースというメンバーが誠に興味深い一作。

このあたりから比較的コンスタントにリリースされている彼のリーダー作では、アジアン・テイストが結構強く出ていますが、本作においては、メンバー的
な影響もあるのか、あるいは参加作ということで個を抑えた結果か、一部の曲を除き、アジア色は希薄で比較的ストレートに彼の感性が表れたブレイと感じ
られます。
他作に見られるような強いアジア色が、あくまで自然にプレイした結果なのか、あるいは意識的にそうしたのか、その辺は彼に聞いてみないとわかりません
が、本作での自然な発露とも感じられるプレイを聴いていると、この方向の延長上にも現在の彼とはまた違った形で輝く彼の姿がイメージできるのです。
まあ、それだけ当時のLeは、いろんな意味で可能性を秘めたギタリストだったと言えるのでしょうか。

ハードなスタイルで時に凶暴性も垣間見せるということで、結構ラフなイメージをされるギタリストですが、作・編曲面にも優れ、難しいこともわかりやす
く親しみやすくする知的なサウンドに、加えてキレの良いギタープレイと豊かな歌心には、際立ったものがある。
彼の血の部分が表れたプレイが、ことさら大きく取り上げられ、その他と違った部分を個性的、時には変態性にまで結びつけてしまわれる場合もあるLeだ
が、そこは後天的に身につけた個性とは性質が違う、分けて考えるべきではないだろうか。
基本的に素の彼は素直でノーマルとも言える感性と思え、そのギターは、屈託なくヌケの良い躍動感あるサウンドカラーに特徴がある。

JAZZ-guitar 86
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