前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Kurt Rosenwinkel Group / The Remedy

The Remedy  Kurt Rosenwinkel (g)
  Mark Turner (ts)
  Aaron Goldberg (ts)
  Joe Martin (b)
  Eric Harland (ds)

  Recorded January 2006 by Michael Perez-Cisneros at The Village Vanguard, NYC
  SONG X 015/016

  Disc 1
                     1. Chords
                     2. The Remedy
                     3. Flute
                     4. A Life Unfolds

                     Disc 2
                     1. View from moscow
                     2. Terra Nova
                     3. Safe Corners
                     4. Myrons World

ギター界に新しい波をつくり出してきた男 Kurt Rosenwinkel(B1970)のVillage Vanguardにおけるライブ2枚組という本作ですが、リリース当初の入手し
ずらい状況もあり、たまたま見つけた盤が非常に状態の悪い中古、それでも売値は定価に近い状態でという強気の商売で、仕方なくゲットしたという本作で
したが、残念なことに聴く上でも問題となる箇所があり、そんなケチのついた盤として、なんとなく遠ざけていたこともあり、あまり回数も聴いていなかっ
た。本作は、後に"SONG X"より出たものをあらためて買い直したものなのだが、既に本作記事はあちこちで見かけるという状態に、後から出す記事として
の存在価値も薄れた感もあり、記事とはしてきませんでしたが、時が経ち本作の注目度も薄れてきた現在、ちょうど聴く機会もあったこともあり、ついでに
記事として本作見直しの機会とするのもよいだろう。

全8曲 Kurtのオリジナル、そしてライブということもあり、そのうち7曲が10分を超え、中には20分近い曲もあるという長尺曲揃い、しかも内容も濃いと
いうことで、通して1回聴くと結構ハードなこともあり、また受け手である自分も相手が真剣で切り込んでくることもあり、真剣を抜いての勝負にならざる
を得ず、ヘビーローテーションで頻繁につき合えるという代物ではない。

ちょっとダーク寄りで非4ビート主体というカッティングエッジな感覚溢れた楽曲が並ぶが、ライブということもありクールな曲でありながらもプレイの方
は熱く、いつになく音数多めのKurtのギターが、畳み掛けるように音を繰り出してくるという展開は、互いに煽り煽られもあり、凄いことになっている。
全て長尺曲になったのもうなずける展開である。
Harlandのエキサイティングなドラミングが目につくが、煽りながらもある部分では、きっちりキープする巧みさは、本作での貢献度大ではないだろうか。
Goldbergのピアノもしかり、いつもはマイペースなクールさもあるTurnerまでも、いつになく熱い。余談だが、以前ライブでTurnerは、ステージ上で他の
共演者のソロの間、武士が刀を脇に置くかのように、テナーを脇に置いて正座してしていたのを目撃したが、まるで修行僧であるかのような雰囲気だった。
まさかこの熱い本作のステージ上でも、そんなことをしていたのではないだろうか?周りがドンチャン騒ぎをしていても、そのど真ん中で平然と心静かに
正座のできる男、それがTurnerである。どんな場面においても常に平常心を保つ彼のフラットな心のあり様を見た思いである。

そんなライブならではのいい意味でのラフな質感も出て、メンバー全員がアグレッシブにヒートする展開は、全て良しというわけでもないが、大いに満足で
きる、高評価に値する内容ではないだろうか。何よりも新しい音を創り出すことことへの意欲がハンパなく、好結果につながった要因であり、高く評価され
るべきところと思える。

尚、本作とは別に同じヴィレッジ・ヴァンガードで下記メンバーにてライヴ当日、米国のラジオ局 NPR Musicよりネット配信された音源が、現在フリーで
ダウンロードできる → NPR Music

Kurt Rosenwinkel (h) Aaron Parks (p) Ben Street (b) Kendrick Scott (ds)  Recorded January 7. 2009

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Kurt Rosenwinkel
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Comments

Edit
これは、最高だぁ!
おら、買った当時は毎日2回は聴いでだぞぉ。
結構つがれだがな。
それはそうと、マーグダーナァの正座の話はマジだべがぁ!
ある意味カッケーなぁ!
EditRe: タイトルなし
> おら、買った当時は毎日2回は聴いでだぞぉ。

毎日2回、スゴ〜い、さすがにタフですねぇ!

ターナーの正座は、前代未聞のオドロキでした。
何しろ、多くの観衆の視線の集中する中
固いステージの床で座布団もなしですから、
スゴいオッサンです。

Gさんも、この一週間、心静かに過ごされ
最後の時を向かえてください。
座椅子の背を目一杯寝かして半寝状態という
軟弱ぶりはいけません。
そう、正座するのも良いでしょう。
心フラットに、ポイントです。



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