前向きに Jazz!

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Category: guitar (第2期)  

Marc Ducret / Gris

  Marc Ducret (g. fretless g)
  Michael Benita (ab, eb)
  Joel Allouche (ds, perc)
  Enrico Rava (tp)
  Yves Robert (tb)
  Francois Jeanneau (ss)
  Andy Emler (ep)
  Renaud Garcia Fons (b)

  Recorded on May 7, 8, 9, 10th, 1990 au/at Sudio Charles Cros
                    LBLC 6351 (LABEL BLEU) 1990

                    01. Danser
                    02. Julie S'est Noyee
                    03. Jeune Fille Avec Un Pull Gris
                    04. Mauvais Temps
                    05. Longue Distance
                    06. Elephanta
                    07. Espaces Blancs
                    08. Rosalyne
                    09. Jean Le Roadie       All compositions by Marc Ducret

時計が0時を回って、ふとこよみを見たら、今日は13日の金曜日、図らずもDucretらしい日のめぐり合わせになってしまいました。
ということで、Marc Ducret(B1957)の90年作という彼の中の何かが変わり始め、形相にもそれが表れ始めたという時期の一作。
音楽にもその辺がよく出ており、極めてノーマルなスタートで幕を開ける本作ですが、悪魔が巣食い始めた彼のギターからは、時にその異形の姿を垣間見る
ことができる。
そんな比較的ノーマルな展開の中にも、後の狂気の片鱗がかすかに見え隠れするという、彼を知るためにも誠に興味深い時期の本作ですが、音楽は翌年録音
の "News from the Front"(別頁あり)同様に自由を巧みに配置しながらも、曲により楽器編成にバリエーションを加えるなど、精緻に創り込まれた感もあり、
やはり単なるギタリストではないところを見せている。1年後の"News from the Front"と比べるとその悪魔の支配は、まだまだ初期段階といったところだ
が、時折、表れる悪魔の奏でるギターは、常人のそれとは明らかに違った異次元のキレを見せている。

彼のギターに狂気が芽生える時期を特定すべく、そうと思われる時期の作を集中的に聴き直しておりましたが、90年録音となる本作にて、その変貌の兆しを
確認するに至りました。彼のギター解明の有力な手がかりになるに違いありません。が、しかし彼をその狂気に走らせた原因は何だったのか、それは謎です。

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Marc Ducret
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Comments

Edit
J Works さん、こんばんは

ギタリストではJames Ulmerの初期録音JOHN PATTON "Accent On The Blues"やPat MartinoであればPrestige盤などから聴くと、ある時期に急激に良くなるケースが見られますね。

Marc Ducretもそんな時期があったのですね。
それにしてもDucretのアルバム、初期から持ってますね。 お目が高い。
EditRe: タイトルなし
tam.ra さん こんばんは

たしかにミュージシャンには、何かをきっかけに、ある時期から
一段高いレベルに、あるいは別次元にといった変化の仕方をする人が
いますが、この変化できるということもやはり才能なんでしょうねぇ。

"John Patton/Accent on The Blues" は、だいぶ昔ですが
LPで持っていました。Blood Ulmerがまだ若い頃でしたねぇ。
Blood Ulmerにも手を出していた時期がありましたが、
あの濃さは、ハマってしまうところもあります。
こういったタイプは際ものとして、扱われてしまうようなところも
あり、残念なところです。

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