前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Mark Egan / As We Speak

As We Speak  Mark Egan (eb)
  John Abercrombie (g)
  Dannny Gottlieb (ds)

  Rec. ?   WT8640 (Wavetone) 2007

  Disc 1)
  01. Spirals
  02. As We Speak
  03. Vanishing Point
                     04. Mississippi Nights
                     05. Alone Together
                     06. Your Sweet Way
                     07. Three-Way Mirror
                     08. Tone Poem for My Father

                     Disc 2)
                     01. Shade and Shadows
                     02. Next Left
                     03. Dream Sequence
                     04. Depraw
                     05. Stiletto
                     06. Plane to the Trane
                     07. Time Out
                     08. Summer Sand

Mark Egan(B1951)名義の本作ですが、目当てはJohn Abercrombie(B1944)、アバクロ好きとしては、トリオというフォーマットも魅力で当時購入した
もの。アルバム名義人のMark Eganは、Dannny Gottliebとともに初期PMGのメンバーとしてもおなじみですが、PMG以降もElementsでの活動など、2人
の共演歴は多く、そんな2人がJohn Abercrombieを迎えてのギター・トリオによる本作である。
内容も、"Alone Together"以外はEgan曲11、3者共作曲4の気合いの感じられる2枚組全16曲という大作となっている。

ベースがリーダーの本作だけに、さすがにその出番も多くAbercrombieのギターに執拗に絡みながらの展開が目立つのだが、それは、決してイヤミなカラミ
ではなく、ウッドベースと違ってある意味小回りのきくフレットレスのエレベが、時にはギターと同等の機動性を発揮して相互に刺激し合いながらの流れは、
スリリングでもあり、ウッド・ベースでのトリオとは、また違った魅力を引き出しているのではないだろうか。正統派Jazzファンには、エレベを極端に嫌う
人も多いが、これはこれでありだと思う。Abercrombie独特のあたかもフレットレスであるかのようにスラーをかけたような指の運び、音使いが、このEgan
のフレットレスレスベースとの相性に表裏一体のなかなかおもしろい効果を出していると思う。

クールで繊細なしなやかさを見せながらも奥に鋭く強くそしてホットな歌心を秘めたAbercrombieのギター・ワークが深い。淀みなく繰り出されるライン
の端々に、多くの年月を重ねてきた者のみが到達できる領域、若手ギタリストには決して到達することができない領域が感じられる。Jim Hallから脈々と続
くJazz ギターの伝統を滲ませながらも、絶えず今現在の空気を取り込み続けてきたその感性には、まさに「生」を感じるのである。
そして、それこそが私にとっては音楽の生死に関わる部分でもあり、それを分けるのはミュージシャンの音創りに対する姿勢に他ならないのだろう。
キャリア後半を、こうして攻めの姿勢を維持しつつ迎えられるミュージシャンも限られてくる。最も大事な部分なのだが............................。

データ・クレジットが無くわからないが、録音にバラツキがあるのは、収録日の違いによるものだろうか? また、フェイドアウトして終わる曲などもあり、
内容が良いだけに、その辺がちょっと残念。

            
            Mark Egan & John Abercrombie on Bratislava Jazz Days 2007

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Mark Egan
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