前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: guitar (第2期)  

Tom Cohen / The Guitar Trio Project

Tom Cohen  01. Caravan − Jef Lee Johnson(g), Stevee LaSpina(b)
  02. Cherokee − Bruce Saunders(g), Conrad Korsch(b)
  03. Airegin − Kurt Rosenwinkel(g), Mike Richmond(b)
  04. You Don't Know What Love is − Rez Abbasi(g), John Hebert(b)
  05. All The Things You are − Ben Monder(g), Seve LaSpina(b)
  06. Passion Dance − Paul Bollenbeck(g), Eric Revis(b)
  07. I'll Remember April − Ben Monder(g), Seve LaSpina(b)
  08. Lazy Bird − Kurt Rosenwinkel(g), Mike Richmond(b)
  09. You and the Night and the Music − Rez Abbasi(g), John Hebert(b)
  10. All Blues − Jef Lee Johnson(g), Stevee LaSpina(b)
  11. Inside Out − Bruce Saunders(g), Conrad Korsch(b)
                     12. All or Nothing at All − Ben Monder(g), Seve LaSpina(b)
                     13. Third Stone from the Sun − Jef Lee Johnson(g), Chico Huff(b)

                     Tom Cohen (drums)

                     Recorded 1999-2001 at The Studio, NYC, NY
                     Engineered by Yoshiaki Masuo and Katsuhiko Naito
                     DMJ-1092 (Dreambox Media) 2006

ドラマー Tom Cohen が異なるギタリストとベーシストを招いて、ギタートリオのみで1枚のアルバムをというコンセプトでできたアルバムだが、それぞれ
Jef Lee Johnson(B1958) 3曲
Bruce Saunders(b1958) 2曲
Kurt Rosenwinkel(B1970) 2曲
Rez Abbasi(B1965) 2曲
Ben Monder(B1962) 3曲
Paul Bollenbeck(B1959) 1曲
と、既存のものを寄せ集めてつくったオムニバスアルバムとは違い、それぞれがこのアルバムのために録音したものばかりで、1枚のアルバムの中でバラエ
ティーに富んだギタリストのプレイをダマしのきかないトリオというフォーマットで聴けるという企画は、なかなかおもしろい。
但し、2006年リリースなので、録音もその近辺のものと思って購入したのだが、クレジットを見ると、99〜2001年の録音だったのは、ちょっと計算違い
だった。まあ、それでもちょうど世紀の変わる前後、特にこれから上り坂へ、そして現在コンポラギターシーンの重要な存在ともなっているRosenwinkel,
Abbasi, Monderなどの当時の 状態をチェックできるということで、気を取り直して聴いてみることにしよう。
エンジニアとして増尾好秋の名前がクレジットされているので、当時NYでスタジオ経営をしていた彼のところでレコーディングされたものと思われる。

さて、内容の方ですが Rez Abbasi のプレイが目を引いた。この後しばらくAbbasiは楽器編成などとともに南アジア色の強い音楽が続くのだが、高い能力
を感じさせながらも、それは一般Jazzファンを遠ざけ、認知度を抑える結果につながったのかもしれない。本作のいずれもスタンダード2曲では、ストレー
トにコンテンポラリーな質感に溢れた鮮やかなプレイを見せている。高速フレーズでもギリギリ感のない余裕を持ったブレイは、音楽する上では不可欠だ。
アップアップしながら必死のプレイでは音楽にはならない。Abbasi再確認!

Kurt Rosenwinkelは、これ以前にも"East Coast Love Affair(1996)" でトリオでのハイパフォーマンスを見せていますが、本作の2曲でも、やや荒さは感
じるものの、持ってる人の可能性を感じさせるプレイに納得するものがあります。

Ben Monderは、ちょうど私が "Excavation(1999)" で出会って間もないころになるんでしょうか。その独特のスタイルは出来つつあり、本作の3曲でも、
スペイシーな表現を交えてMonderらしい個性を発揮しています。

その他、気になったのが Bruce Saunders、名前のベタなイメージが先行し、今までタッチしてこなかったのですが、なかなか上手いですね。要チェック
です。

ということで、こういった企画もそれぞれの状態を比較検討しながらチェックできるので、なかなかおもしろい。うまく企画すれば、ミュージシャン同士の
対抗意識も出て、少ない曲数で集中力も増し、いいプレイにつながる可能性もある。機会あれば、ぜひまたお願いしたいものである。

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Tom Cohen
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Comments

Edit
おら、これは、聴いたことないでがす。
ギタートリオばかりとは、中々面白そうですね!
EditRe: タイトルなし
これ、買う前はそんなに期待してなかったんですが
カタログみたいに
いろいろ楽しめました。
えがった!
Edit
これ良いですよね!

特にKurtのM3"Airegin"。
テーマ6小節目、、音が詰まってる(笑)

これを良しとする心意気に感服ですw
EditRe: タイトルなし
こんばんは

これは、Kurtがちょうど30ぐらいで、
これから上り坂という時期になるんでしょうか。
少々のアラさも気にしない勢いを感じます。

若さが単なる「若さ」ではなく「武器」になっているあたり
やはり Kurt なんでしょうか。
Edit
じぇじぇじぇじぇ!
これ買おうと思ったんですが、Amazonに無い!
どこで買われましたか?
教えてけろぉ!
EditRe: タイトルなし
これは、disk UNIONの通販で、つい先日買いました。
http://diskunion.net/jazz/ct/list/0/72237672
新品未開封盤1,901円というやつでした。
この盤は、だいぶ前からさがしてましたが、扱っているところが無く、
今回たまたまdisk UNIONで発見し、即頼んだというしだいです。
しかし、私の買ったやつが最後だったようで、現在、売切れ、注文不可
のようです。
変則的企画の盤なので、あまり流通してないのかも?
しかし、入手しずらいとなると余計に欲しくなるのが人情、
マメにアンテナはってれば、必ず出会えると思います。
ガンバッテみてけさい!

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