前向きに Jazz!

日々進化し続けるJazzとともに歩んできた終わりのない旅

Category: sax (第2期)  

Joe Manis / North by Northwest

Joe Manis  Joe Manis (ts)
  George Colligan (Hammond B3 organ, p, Rhodes, wurlitzer)
  Kevin Congleton (ds)

  Recorded September 17 & 18, 2012
  SCCD 33107 (SteepleChase) 2013

  01. Suspect
  02. Pennies from Heaven
  03. I Can't Get Started
  04. Cheek to Cheek
                     05. Final
                     06. How High the Moon
                     07. Pyramid Song
                     08. Brilliant Corners
                     09. L
                     10. There Will Never Be Another You

2009年にアルバム"Evidence"でデビューしているが、メジャーレーベルのSteepleChaseからの実質的デビュー作とも言ってよい若手サックス奏者
Joe Manis(ジョー・マニス)のリーダー2作目となる本作だが、彼のサックスを聴くのは今回が初。
私的には、オルガンで参加のGeorge Colliganが買いのキメ手となった。
内容は、Manisのオリジナル3曲(1, 5, 9)で、他はスタンダードなど馴染みの曲が並ぶ全10曲。

Colliganは、軸足はピアノに置いた活動をずっとしてきているのだが、奏法的には同じエレピとともに、持続音の楽器として奏法の全く異なるオルガンも扱
うことも多く、オルガニストとしてのキャリアはそこそこある。
ピアニストとしての彼の感性からイメージしても、Colliganのオルガンには、期待させられるものもあり、今までにもそれなりに聴いてきてはいるのだが、
本作は、トリオというフォーマットでしかも専門のベーシストも使わず、ほとんどオルガンでの参加ということで非常に楽しみなところです。

Manisについては、何の情報も持っておらず、お馴染みの曲を並べた選曲、グレーのスーツを着たジャケ写のイメージなどから、従来メイントスリームの雰
囲気も色濃く残すオーソドックスなタイプであろうというような、今現在、私が求めている方向性とは違うとの予想もしていたのですが、聴いてみると、な
かなかの硬派、Coltraneを通過してきたのは間違いなく、ハード・ブロウでブリブリと押してくるプレイは、ジャケットの和みも感じられる柔らかいイメー
ジからは、イメージしにくい。いつも思うのだが、ジャケットというのは、ある程度、内容を表したものでなければならないはずだ。
そんなことで、いい方向にはずれてくれたManisのテナーではあるのだが、アルバム通して聴くと、思わず引き込まれてしまうといった強い吸引力にやや欠
ける点、また若手なので少々荒っぽくても個性があればとも思えたり、いろんな面で過程の音といった印象もある本作ですが、それをいい方向に持っていく
のも、今後の彼の音創りの姿勢にかかっている。自分の可能性を信じ、ぜひ、がんばってほしい。現状では、Coltraneの影響が強く感じられるテナー奏者
といった枠からは、抜けきれていないというのが率直な印象である。

さて、Colliganですが、まともにピアノでの参加は、ちょっとスピリチュアルなイメージもあるManisのオリジナルt5 "Final" のみ、ほとんどでオルガンを
扱ってますが、リーダーのハード・プレイ以上にアグレッシブなプレイを見せているのは、うれしいところです。
感性面でも、先進感あるフレーズが随所に飛び出し、あらためてオルガニストとしてもおもしろい存在であることを感じます。
ただ、やはり本職のピアニストの感覚が、オルガニストとしての感覚を邪魔しているのでしょうか、フレージングの端々に持続音の楽器としてのオルガンの
特性を生かしきれていないとも思えるところが感じられるのは、ちょっと残念。
全くこれらの楽器に触れたことのない方は、同じ鍵盤楽器だからと思われるかもしれないが、全く異質の楽器です。長年の訓練によりピアニストとしての
感覚が染み付いてしまっている指先の微妙なタッチをオルガン用に切り替えるのは至難の業だ。それはプロのトップレベルになればなるほど、最終的に音に
なった特、その差を感じるのではないでしょうか。
そんな気になる部分はあるものの、Colliganのこの感性は魅力であることには違いない。本格的にオルガンに取り組めば、おもしろい存在にもなれると思え
るのだが............................


             
             Joe Manis, tenor saxophone
             Justin Morell, guitar
             Kevin Congleton, drums
             3人のストレートなプレイぶりが可能性を感じさせる!

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Joe Manis
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